カップル入場とブロックチェーン宣誓式
後半では、いよいよ世界初のブロックチェーンを活用したレズビアンカップルのお二人の宣誓式である。
改ざん不可能で全世界同時的、かつ記録がポータブルで運びやすいというブロックチェーンの特徴を活かし、お二人の宣誓内容をブロックチェーン上に刻み込むという流れだ。
ここからは写真を通じて雰囲気をつかんでいただきたい。
素敵なBGMと共に入場するお二人。
ライトアップされ、宣誓式スタート。
永田氏の立会いのもと、宣誓を伝え合うお二人。
永田氏:皆様の前で愛を誓い、本日の喜びをこれからも忘れずに、幸せなパートナーシップを築いていくことを誓いますか?
お二人:はい、誓います!
もちろん、宣誓文は物理的にも記述。
宣誓内容がブロックチェーン上に記述されていく。
無事にブロックチェーン上への記述が完了。
本日の主役のお二人は、LGBT専門の恋愛結婚相談所を開所すべく、渋谷区に法人登記されたとのこと。一人でも多くのLGBTの方が、お二人の活動を通じて幸せになることを願っています。
そしてこの度は本当に、おめでとうございます!
色々な愛の形と証明方法があってよい
最後に、今回の「にじいろブロックチェーン」を実現するにあたって技術協力された、株式会社チェリーチェーン代表取締役の浜田紗綾子(はまださやこ)氏に、イベント終了後にお話を伺った。チェリーチェーンは、起業家育成プログラムStartup Weekend Tokyo Blockchain中に、3日間でブロックチェーン×IoTデバイスを組み上げたエンジニア集団である。
--貴社事業の概要を教えてください。
浜田紗綾子(以下、浜田氏):ブロックチェーン×IoTに関わる様々なことを手掛けております。
--今回のイベント技術協力はどのような経緯でお話があったのでしょうか?
浜田氏:渋谷区の方から、体感型のブロックチェーンイベントを開催したいということで、ブロックチェーン×IoTを手掛けている我々に話がきました。
--愛の証明をブロックチェーン上に刻み込むことへの、浜田さまのご感想を教えてください。
浜田氏:色々な愛の形があるように、証明方法も色々な形が出てきてよいと考えています。今回のイベントがそのきっかけとなれば嬉しいです。
--今後取り組まれて行かれたいことなど、簡単で結構ですので教えてください。
浜田氏:今後は、イーサリアムで光るアクセサリーや、ビットコインで動くモーターなどを開発していきます!
--ありがとうございました。
編集後記
今回のイベントに参加して、「レズビアンの結婚式」「ブロックチェーン」「自治体職員立ち会いのもと」という組み合わせが、数年前では考えられないので、時代の流れを感じました。
進行の永田様がお話されていた通り、ブロックチェーンにおける記録が運びやすいというポータル性は、証明書をエビデンスとして提示する上では非常に有効と感じます。
愛の永遠の記録という情緒的な価値と共に、たくさんの方にとってのパートナーのエビデンスとして機能的な価値も併せて発揮できるよう、今後しっかりと社会実装していって頂きたいと感じました。
今回イベントに登壇されたお二人、本当におめでとうございます!
Love Tech Mediaとして、今後のお二人の活動も注視してまいります。