日立グループ × 慶大教授の共同研究成果。従業員エンゲージメント向上サービスが12/1より提供開始

家族/仕事

記事の要点

・日立ソリューションズが、人事総合ソリューション「リシテア」シリーズにおいて、従業員が仕事の取り組み方を楽しくセルフマネジメントし、仲間と支え合いながら成長できるクラウドサービス「リシテア/従業員エンゲージメント」を12月1日より提供開始。

 

・従業員がサーベイ結果の確認から課題の発見、改善計画の作成・実行までを、セルフマネジメントで実施できるサービス。職場の仲間に改善計画や振り返りを共有し、励ましあうことで、自己学習を継続するというPDCAサイクルを従業員自身で回すことが可能。

 

・人事部門による研修や職場の管理者任せだったエンゲージメント向上施策を、従業員の主体的な取り組みへとシフトさせ、やらされ感や行き詰まり感の解消と管理者の負荷軽減を図る。

編集部コメント

昨今、働き方の多様化への機運の高まりとともにコロナ禍が相まって、日本でもリモートワークや在宅勤務が定着しつつある。

 

だが、勤務体制や設備面は整いつつあると感じるものの、仕事のやり方を職場で丁寧にマネジメントすることができず、従業員のエンゲージメント低下や離職率の向上が大きな問題になっているという声を多く耳にする。

 

職務・役割を明確にして成果を評価する「ジョブ型人財マネジメント」の導入を検討する企業も増える中、人事部門や職場の管理職による働きかけだけでなく、従業員自身が仕事を働きがいのあるものへと主体的に変えていくことが重要だと言えるだろう。

 

一方で、これらの施策が人事部門や職場の管理者マターとなり、業務負担が障壁となって継続的な取り組みになりにくいという課題もある。

 

これに対して株式会社日立ソリューションズが新たに提供開始したのが、従業員が仕事の取り組み方を楽しくセルフマネジメントし、仲間と支え合いながら成長できるクラウドサービス「リシテア/従業員エンゲージメント」だ。

 

もともと同社は、「リシテア/就業管理」というパッケージソフトウェアを提供していた。これは、勤務データや工数管理、スキル管理などの多岐にわたる人財データを集約・分析し、パフォーマンス向上への気づきを人事部門・従業員本人・経営層の各レイヤーへと提供するというもの。1994年の提供開始以来、国内大手企業を中心に約1,450社へ導入され、202万人以上に利用されているという。(2021年9月末現在)

 

これに対して新たに開発された「リシテア/従業員エンゲージメント」は、従業員のエンゲージメント向上や自律的なキャリア形成に対応するためのパッケージだ。もともと、ワーク・エンゲイジメント分野で第一者であり、日本産業ストレス学会 常任理事や日本行動医学会 顧問を務める島津明人氏(慶應義塾大学 総合政策学部 教授)とともに、2019年5月から従業員エンゲージメント向上のための共同研究を開始しており、その効果検証を複数の企業で実施した結果を基に開発されたものとなっている。

 

本サービスの大きな特徴は、改善計画の作成から振り返りまで、従業員自らがセルフマネジメントを実践できる点にあるという。

 

具体的には、まず従業員はエンゲージメント測定サーベイに回答し、その結果から、自分の課題や悩み事を解決するための「仕事のやり方の工夫」「周りの人への工夫」「考え方の工夫」の計画を立てる。その工夫を実践し、日々の業務を振り返り、次に活かすための改善点などをシステムに登録。毎月達成度を振り返り、次の改善計画につなげる、という流れとなっている。

 

 

改善計画や振り返りは職場のメンバーに共有されるため、他メンバーの目標や工夫を見ることができ、ポイントやコメントを送ることができる。

職場の仲間と共有する画面イメージ

 

 

これまで人事部門による研修や職場の管理者任せだったエンゲージメント向上施策を、従業員の主体的な取り組みへとシフトさせ、やらされ感や行き詰まり感の解消と管理者の負荷軽減が期待できるというわけだ。

サービスの概要イメージ

 

 

パッケージはクラウドベースとなっているので、たとえば全体の中の一部門でトライアル導入をした後に、効果検証を経て、徐々に全社へと利用範囲を拡大するなどといった導入プロセスを踏むことができるだろう。

 

参考価格は、100名利用で月15万円(税込)からとなっており、詳細は個別見積とのこと。

 

オフィスにいれば自然と従業員の会話や表情、雰囲気を知ることができるが、オンラインの環境でそれらを感じとることは難しい。このような従業員の雰囲気に課題を感じている方は、日立グループによる新サービスを検討してみてはいかがだろう。

 

LoveTechMedia編集部

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