ネコリパブリック × Frich、高齢者のための互助型愛猫サービス「ねこふく」をリリース

記事の要点
・ネコリパブリックが、P2P保険を提供するFrichと協業して、高齢者が安心して猫と暮らせる互助型サービス「ねこふく」をリリース。
・P2P互助の仕組みを取り入れた保護猫を引き受けた⾼齢飼い主が参加できるコミュニティ型サービス。
・⽉額5,000円で、ネコリパブリックによるオンライン相談のほか、加⼊者同⼠による交流機能、保護猫カフェの割引利用、万が一飼い主が死亡した場合の死亡保障(ネコリパブリックが飼い猫を引き取って責任を持って新しい飼い主を探すサービス)等が用意。
編集部コメント
保護猫カフェ「ネコリパブリック」や保護猫のためのブランド「NECOREPA/」を運営する株式会社ネコリパブリックが、Frich株式会社と協業し、高齢者が安心して猫と暮らせる新しい仕組み「ねこふく」をスタートした。
近年、⽣活環境等の向上によって猫の平均寿命は15.45歳まで延びている(※)一方で、⾼齢となる飼い主が「⾃分に万⼀のことがあったら」と、保護猫の引受をためらうケースが少なくないという。実際に、飼い主の⽼齢に絡む理由で猫などのペットが⾃治体に持ち込まれ、持ち込まれた猫は新たな飼い主が⾒つからなければ殺処分されているのが現状である。
※出典:「令和2年 全国⽝猫飼育実態調査」(⼀般社団法⼈ペットフード協会)
これに対して「ねこふく」は、P2P保険を提供するFrich株式会社とともに開発された、保護猫を引き受けた⾼齢飼い主が参加できるコミュニティ型サービスだ。高齢者がグループとなり、ネコパブリックへ毎月一定額を支払うとで、様々なサービスを受けることができるという。
具体的には、ネコリパブリックによるオンライン相談のほか、加⼊者同⼠による交流機能、保護猫カフェの割引利用、万が一飼い主が死亡した場合の死亡保障(ネコリパブリックが飼い猫を引き取って責任を持って新しい飼い主を探すサービス)等が用意されている。
料金は⽉額5,000円 (飼い主が65歳未満の場合は⽉額3,000円)。
類似するサービスに「ペット信託」があるが、仕組みが複雑であったり、まとまった⾦額が必要であったり、あるいは預ける予定の施設が適切に運営されているのか不安になる等といった課題があるのが現状だという。
これに対してねこふくでは、P2P互助の仕組みによって「顔の⾒えるコミュニティ」をベースとした基盤となっているので、双方向のコミュニケーションによるサポートが期待でき、それに付随して料⾦⾯でも、⾯倒や複雑さを排除したシンプルな⽉額料⾦制となっている。
サービス概要は以下のとおり。
《「ねこふく」サービス詳細》
- 加⼊受付開始:2021年12⽉1⽇〜。https://frich.jp/ にて
- 料⾦:⽉額5,000円 * 飼い主が65歳未満の場合は⽉額3,000円
- 引受条件
完全室内飼いであること
不妊⼿術済みの猫であること
⾎液検査済みの猫であること(必須項⽬ ALP,GPT,BUN,CRE)
ネコリパブリック所定の診断書をかかりつけ獣医師に診断後押印証明してもらうこと
室内飼いを始めてから1ヶ⽉以上経過した後に猫エイズ・⽩⾎病ウィルスの検査済であること
(現在⽩⾎病陽性の⼦は受け⼊れができません)- 加⼊⽅法:ネコリパブリック各店舗で受付(https://www.neco-republic.jp/shop)
*ネコリパブリックで譲渡していない猫の受⼊れも可能だが、事前に対⾯での審査等が必要。
*審査なしでの加⼊は不可。
高齢社会においては、かつての社会基盤として機能していた“互助”の概念が再度注目を集めている。ペットとの共生社会においても同様で、ペットショップに依存しない生き物のやりとりの風穴として、ねこふくのようなサービスの認知向上に期待したい。
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