記事の要点
・セプテーニの連結子会社・ハイスコアが、ワーケーション利用向けの物件シェアリングエコノミーサービス「U-boku(ユーボク)」をリリース。
・日曜チェックイン・金曜チェックアウトの【5泊6日】をベースとした平日宿泊プランに特化し、家具・家電や各種インフラなど滞在環境が整った各種物件を掲載。
・価格は、2.5万円/5万円/10万円/20万円以上の4プランで、1物件あたりの金額設定のため、定員以内であれば何名で泊まっても同一料金となる。リリース時では37都道府県にて約500軒の物件を掲載しており、今後も随時される追加予定。
編集部コメント
株式会社セプテーニの連結子会社で、デジタルマーケティング支援事業を行う株式会社ハイスコアが、ワーケーション利用向けの物件シェアリングエコノミーサービス「U-boku(ユーボク)」をリリースした。
U-bokuは、シェアリングエコノミー事業として、全国各地の物件とユーザーをマッチングするサービスだ。
多くのワーケーションサービスが「部屋」を提供サービスの単位としている中で、U-bokuは「物件」の単位としている点が、非常にユニークである。
同サービスでは「旅をするように暮らしながら働く。」をコンセプトに、日曜チェックイン・金曜チェックアウトの5泊6日をベースとした平日宿泊プランに特化して、家具・家電や各種インフラなど滞在環境が整った各種物件を掲載している。
そして、平日宿泊に特化しているからこそ、高いコストパフォーマンスが実現できているという。
料金プランは4段階で設定されており、一番手軽なものだと25,000円(ライトプラン)から5泊6日の宿泊が可能だ。金額によって、物件のグレードや広さが変わってくるようだ。
いずれも1物件あたりの金額設定となるため、定員以内であれば何名で泊まっても同一料金となる。もちろん、仕事環境やWi-Fi完備の部屋も多数掲載されているので、お一人様での利用も想定されている。
宿泊先としては、温泉地が多い関東近郊や、歴史的建物を多く構える関西近郊、リゾート地などの人気エリアを中心に多数の物件を掲載。仕事がある日常を過ごしながら非日常を味わう体験ができ、都心から滞在地までのアクセスも良いため、移動もスムーズにできそうだ。
申込から入居までの手続きは、全てオンライン完結。
各エリアの地方自治体の観光課や移住課とも連携しており、現地の細かいエリア情報をはじめ、現地でしか体験できないようなアクティビティや交流の機会など、滞在中に役立つ情報も提供してくれる。
ちなみにこのU-bokuのサービス構想は、羊と共に様々な地を移動しながら、ギャッベと呼ばれる絨毯を織るイランの遊牧民から着想を得ているという。旅行のような非日常のための移動ではなく、いつもと同じ仕事をそれぞれ異なる場所で自由に行う彼らの生活こそが理想のライフスタイルであるとし、本サービスが開発されたわけだ。
現在U-bokuでは、37都道府県にて約500軒の物件を掲載しており、今後も随時追加される予定となっている。
ワーケーションを実践しようと思っても、自由に自分でプランしようとすると、なかなかハードルが高いもの。U-bokuのように、強制的に平日宿泊のパッケージが用意されていると、それだけで予定を組みやすくなる側面があると感じる次第だ。
自宅でのリモートワークにマンネリ感を感じているが、そうは言っても他地域へのワーケーションはハードルが高いと感じている方にとっては特に、U-bokuが一つの解決策になるかもしれない。