記事の要点
・子ども向けアプリ教材開発・運営などを行うワンダーラボ株式会社(旧:花まるラボ)が、新たな通信教育サービス「WonderBox(ワンダーボックス)」の提供を開始。プログラミングを含む、STEAM教育領域の教材で構成されている。
・デジタルとリアルの良いところを“ハイブリッド”させて学びを進めるよう設計。毎月届く紙ベースのキットと、週次・月次で変化が起こるアプリを組み合わせることで、常に新鮮なわくわくや驚きが続くようになっている。
・ワンダーボックスの対象年齢は4〜10歳で、月々払いは4,200円/月、12ヶ月一括払いだと3,700円/月(いずれも税込)という価格体系。2020年4月30日までの申込については、リリース記念として上記価格から3%引きで提供している。
LoveTechポイント
「STEAM教育が良い」と認識していても、実際に何から始めたら良いかわからない、という親御さんは多いのではないでしょうか。
シンクシンクという確固とした教育実績のあるチームが開発した教材を、通信教育という形で受け取れて、結果としてSTEAM力を育めるという製品コンセプトが、とてもLoveTechだと感じます。
編集部コメント
子ども向けアプリ教材開発・運営などを行うワンダーラボ株式会社(旧:花まるラボ)が、新たな通信教育サービス「WonderBox(以下、ワンダーボックス)」の提供を開始したと発表した。
画像引用:「ワンダーボックス」ホームページ
ワンダーラボといえば、子どもたちの「知的なワクワク」を引き出すための思考力教材製作を得意とするEdTechスタートアップ。
2017年に同社からリリースされた思考力育成アプリ「Think!Think!」(以下、シンクシンク)は、日本e-Learning大賞 Edtech特別賞やGoogle Play Awards 2017/2019 TOP5選出など、国内外で数多くの受賞歴を誇るプロダクトである。
計150ヶ国のべ100万ユーザーに利用されており、三重県との「教育振興のための包括協定」締結や、JICA・政府との協働案件としてカンボジアへの思考力教育導入の推進など、産官学連携した取り組みも推進している。
そんな同社が新たに開始したワンダーボックスの大きなテーマは「STEAM教育」(※)。
※STEAM:Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた造語。2000年代に米国で始まった教育モデルであり、STEMという理数教育に、Aの創造性教育を加えた教育概念(STEAM JAPAN解説記事より抜粋引用)
これまでの通信教育で重点的に提供されてきた「教科学習」ではなく、以下の3ステップを踏むことで、感性・思考力・自分自身で作り出す力を育ててくれるものとなっているという。
- かんがえる
- つくりだす
- 共有する
特に注目すべきポイントとしては、デジタルとリアルの良いところを“ハイブリッド”させて学びを進めるよう設計されている点だろう。具体的には、毎月届く紙ベースのキットと、週次・月次で変化が起こるアプリを組み合わせることで、常に新鮮なわくわくや驚きが続くようになっている。
デジタルとリアル、どちらか一方が絶対的に良いということはなく、どちらにも「その世界でしか体験できないこと」があるからこそ、両者を活かした仕様になっているわけだ。ちなみに、シンクシンクから厳選したコンテンツも多数収録されているという。
ワンダーボックスの対象年齢は4〜10歳で、月々払いは4,200円/月、12ヶ月一括払いだと3,700円/月(いずれも税込)という価格体系になっている。2020年4月30日までの申込については、リリース記念として上記価格から3%引きで提供されるとのことだ。
「これからの時代はSTEAM教育が大事になる、と聞くけど、具体的に何をすれば良いかわからない」
そんな悩みを抱えている親御さんは、シンクシンク開発のプロチームによる新サービスを試してみてはいかがでしょう。月々5,000円弱の投資であれば、決して高くはないだろう。
以下、リリース内容となります。