「きっずちゅーぶ」が出版事業を開始。作家の費用負担がない「絵本共創プログラム」もスタート

育児/教育

記事の要点

・絵本の読み聞かせ動画チャンネル「きっずちゅーぶ」を運営する株式会社イースマイリーが、新たに「出版事業」の開始を発表。

 

・第一弾として、「きっずちゅーぶ」配信の絵本動画約500作品のうち、まずは25作品を「紙の絵本作品」としてAmazonで販売開始。

 

・並行して、芸能人やYoutuber等といったインフルエンサーと一緒にコンテンツを創る「オリジナル絵本共創プログラム」もスタート。相互PR等を条件に、読み聞かせ絵本動画の制作・配信・出版・販売にかかる費用を全てイースマイリーが負担し、さらに紙媒体による販売収益の一部を還元するというスキームで提供。

LoveTechポイント

現時点では一定の影響力をもつインフルエンサーが対象ですが、プラットフォームとしての認知が広がれば、無名から絵本作家をプロデュースするプロダクションとしても機能するはずです。

新たな絵本文化創造に向け、プロシューマー(生産者[Producer] × 消費者[Consumer])空間を見据えたスキームを構築している点が、LoveTechだと感じます。

編集部コメント

絵本の読み聞かせ動画チャンネル「きっずちゅーぶ」を運営する株式会社イースマイリーが、新たに「出版事業」の開始を発表した。

 

きっずちゅーぶとは、YouTube上に開設された知育動画専門チャンネル。幼児から小学校低学年に向けた約1,500もの知育動画を、いつでも無料で視聴できるサービスだ。昨年10月には、YouTubeの「終了画面」機能を活用した「わかれみち絵本」をリリースするなど、エンタメ要素を添えたコンテンツを精力的に制作・公開している。

 

今回発表された新規事業「キッズチューブ出版」では第一弾として、「きっずちゅーぶ」配信の絵本動画約500作品のうち、まずは25作品を「紙の絵本作品」としてAmazonで販売開始している。

 

また同事業では、高度に構造化された絵本制作ノウハウと、YouTubeチャンネル登録者数2万人超、月間100万再生超の配信基盤を活かし、芸能人やYoutuber等といったインフルエンサーと一緒にコンテンツを創る「オリジナル絵本共創プログラム」もスタート。

 

相互PR等を条件に、読み聞かせ絵本動画の制作・配信・出版・販売にかかる費用をインフルエンサー負担ゼロで提供し、さらに紙媒体による販売収益の一部を還元するという。

 

インフルエンサーは、絵本にしたいシナリオの“起承転結”を提供するだけでよく、以降の作業はイースマイリーが、シナリオやイラストの制作、ナレーションの収録、動画編集、「きっずちゅーぶ」への掲載、絵本の出版・販売までを一手に引き受けるというスキームだ。もちろん、絵本の内容など事前審査を通過したものだけが、共創の対象となる。

 

現時点では一定の影響力をもつインフルエンサーが対象だが、プラットフォームとしての認知が拡大してくれば、無名のコンテンツメイカーを発掘する機能を有する可能性も高い。絵本のプロシューマー(生産者[Producer] × 消費者[Consumer])空間としての役割も期待できるだろう。

 

プログラム参加を希望するインフルエンサーは、以下URLより審査の申込ができる。絵本というメディアを活用したいと思っている方には、最適なプログラムと言える。
https://forms.gle/RfJgvKrppt6xQyDe9

 

どんな“質感”で紙の絵本が出来上がるのか。

 

それを確かめるためにも、まずは「きっずちゅーぶ」をご覧になって、その上で気に入った作品の絵本を、Amazonで購入してみてはいかがでしょう。

 

以下、リリース内容となります。

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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