飲食ドタキャン55%減&キャンセル料徴収95%成功、デーティングアプリ「Dine」新機能効果

恋愛/結婚

記事の要点

・デートにコミットするデーティングアプリ『Dine(ダイン)』において、2018年12月にサービスを開始したドタキャン対策機能「Dineプロテクト」の提供開始から約1年が経過し、導入店舗におけるドタキャンは55%減となり、キャンセル料徴収も95%が成功していることが発表された。

 

・キャンセル料徴収不成功の残り5%は、有効期限切れや限度額オーバー等、クレジットカードを起因とした失敗であり、今後も継続的に督促等を行い、回収率100%を目指していくと言う。

 

・飲食店におけるNo show(ノーショー)問題、つまり無断ドタキャンは深刻な社会課題であり、飲食店側の経済的損失は国内全体で年2,000億円にも上ると言われている。

LoveTechポイント

飲食店のNo Show問題は深刻であり、後から料金を徴収したり、業務妨害容疑で逮捕されるケースはまだ一部で、多くの飲食店は泣き寝入りしているのが現状です。

そんな社会課題に、デーティングアプリというプラットフォームの特性を活かして解決を試みている点がLoveTechであり、今後のサービス対応エリア拡大を期待したいと思います。

編集部コメント

飲食店におけるNo show(ノーショー)問題、つまり無断ドタキャンは深刻な社会課題であり、飲食店側の経済的損失は国内全体で年2,000億円にも上ると言われている。

 

2018年11月には、経済産業省の公式サイトにて「No show(飲食店における無断キャンセル)対策レポート」が発表されており、官民一体でのドタキャンやNo show問題解決への取り組みが活発となってきている。

※経産省レポートはこちら

 

これに対して、デートにコミットするマッチングアプリ『Dine(ダイン)』では、男女のマッチング&レストラン自動予約と併せて、ドタキャン対策機能である「Dineプロテクト」を、昨年12月に発表している。

 

Dineユーザは「Dineプロテクト」機能導入飲食店の予約をする時に、男女共にクレジットカード情報の登録が必要となり、「Dineプロテクト」を導入した飲食店はドタキャンが発生した際に管理画面からボタン一つでキャンセル料金をDineユーザに請求できる、という仕組みだ。

 

リリースから約1年。

 

結論から申し上げると、同機能導入後、Dine提携飲食店におけるドタキャンは55%減となり、キャンセル料徴収も95%が成功している。

 

具体的な数字として、まずはドタキャン率の減少について。

 

これまで「Dineプロテクト」未導入の店舗の直前キャンセル率(※)が9.4%だったのに対し、導入飲食店における直前キャンセル率は4.2%になった。

※直前キャンセル = 前日キャンセル + 当日キャンセル + No Show

 

つまり、Dineプロテクトを導入することで、ドタキャンの数を半分以下に抑制できているということだ。

 

次にキャンセル料徴収の成功率について。

 

こちらについても、成功率95%と言うことで、飲食店が抱えてしまう経済的損失が最小限に抑えられることがわかった。

 

ちなみに、残りの5%は、有効期限切れや限度額オーバー等、クレジットカードを起因とした失敗であるが、継続的に督促等を行い、回収率100%を目指していくと言う。

 

以下、導入店舗からのコメントとなる。

数ヶ月前からDineに掲載させていただいております。Dineのお客様は、とても感じが良く、マナーを守る方が多く、お料理も完食してくださるので、こちら側も清々しい気持ちになります。初めてお会いする方同士のデートですので、キャンセル率が高くなってしまうところを、Dineプロテクトによって抑止できているのだと感じています。また、万が一キャンセルされた場合でもきちんとキャンセル料をお支払いいただけるので、安心して掲載していただいております。今までにないお客様の層にいらして頂けるのも嬉しく、新たな発見もあり、また、何度もリピートして下さる方もいらっしゃるところも有り難く思っています。

 

恵比寿そのやま 店主 園山真希絵氏

 

国内デーティングアプリの急先鋒であるDineが、No show問題に正面から対応することで、国内での飲食店予約リテラシーが底上げされ、飲食店の泣き寝入りも大幅に減少できると言うことは、非常に意義のある報告である。

 

引き続き、Dineにはサービス展開エリアを拡大していただき、日本各地のファーストデート演出とNo Show問題対応の両軸展開に期待したい。

 

また、以下、Dine運営会社である株式会社Mrk & Coへのインタビューも併せてご覧いただきたい。

 

以下、リリース内容となります。

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧