記事の要点
・日本最大級の婚活サービス「youbride(ユーブライド)」を手がける株式会社Diverseと、同じく日本最大級のコミュニケーションアプリを提供するLINE株式会社が、共同出資による新会社「HOP株式会社」を設立し、新たにマッチングサービス事業に参入することを発表。
・人と人との繋がりの「距離」を「HOP」と名付け、その繋がりを利用してパートナーと出会う、新たなマッチングサービスを提供する予定。
・LINEの高いセキュリティ技術と国内利用者数8,300万人のユーザー基盤、Diverseが培ってきたノウハウを元に、さくらやなりすまし防止のための本人確認強化、徹底したパトロール・監視など、様々な面からユーザーが安心して利用できるサービスを目指し、価値観やスタイルの変化に適応した新しい出会いの場を提供。
LoveTechポイント
長らく日本のネット婚活領域を牽引してきたDiverse社と、誰もが知るコミュニケーションアプリの巨人・LINE社による、ワクワクする発表ですね。
さらなる出会いの幅を広げるLoveTechな取り組みとして、新会社のサービス発表を楽しみにしています。
編集部コメント
日本最大級の婚活サービス「youbride(ユーブライド)」を手がける株式会社Diverseと、同じく日本最大級のコミュニケーションアプリを提供するLINE株式会社が、共同出資による新会社「HOP株式会社」を設立し、新たにマッチングサービス事業に参入することを発表した。
youbrideといえば、1999年にサービスを開始した老舗婚活サービス。元々は「出会いステーション」という名称で、株式会社ライブドアの一事業として誕生したのが始まりである。
領域も婚活に特化したものではなかったのだが、大きなリニューアルを経て「youbride」に改名。現在のように、婚活に特化したサービス設計へと舵を切り、これまで数多くの「結婚に繋がる出会い」をサポートしてきた。
運営母体も変遷していき、2010年にはライブドアがNHN Japan株式会社(現在のLINE社)と合併したことでNHN Japanの事業となり、2013年には同事業を株式会社ミクシィが買収。Diverseはこの年の12月に誕生した事業会社なのである。
さらに2018年には、結婚相談所やお見合いパーティー等を運営する株式会社IBJ(アイビージェー)の完全子会社となり、現在に至っている。
そう、かつての親会社が、今回発表された新会社の共同出資社というわけだ。
<設立する新会社の概要> (1) 名称:HOP株式会社(LDI株式会社から2020年2月5日付で商号変更) (2) 所在地:東京都新宿区 (3) 代表者:代表取締役 室山真一郎 (4) 設立日年月日:2019年9月2日 (5) 事業内容:マッチングサービス事業等 (6) 資本金及び資本準備金:4億円 (7) 出資比率:LINE 60%、Diverse 40%(LINE 連結子会社) |
設立されたHOP株式会社では、人と人との繋がりの「距離」を「HOP」と名付け、その繋がりを利用してパートナーと出会う、新たなマッチングサービスを提供してくれるという。
またその前提として、さくらやなりすまし防止のための本人確認強化、徹底したパトロール・監視など、LINEの高いセキュリティ技術と国内利用者数8,300万人のユーザー基盤、Diverseが培ってきたノウハウを元に、様々な面からユーザーが安心して利用できるサービスを目指すとしている。
Tinderやクロスミーのように、物理的な位置情報をもとにしたマッチングをサポートしてくれるサービスはあるものの、「人と人との繋がりの距離」を利用するものは、あまり聞いたことがない。
Facebookの「デーティング機能」が、唯一近しいものだろうか。
全体像がまだ明かされていないので、サービスのリリース発表が今から楽しみである。
以下、リリース内容となります。