養豚経営支援システム等を開発するEco-Pork、戦略的パートナーより初の増資を実施

食/地域/環境

LoveTech Media編集部コメント

世界人口の増加と新興国の経済成長により、世界規模で肉や魚などの動物性タンパク質需要が増加し続けている。

 

その一方で、現状の畜産や養殖は生産物の何倍もの穀物等の食料で賄われており、食料を生産する耕地や収穫量には限界があるため、2025〜30年にかけて供給スピードが需要に追いつかなくなると予測されている。

 

いわゆる「タンパク質危機」だ。

 

当メディアでも以前、このテーマで開催されたイベントを取材させていただいた。

 

世界で一番食べられているタンパク質は何かと言うと、「豚肉」である。

 

この豚肉の生産を支えるべく、養豚産業にテクノロジーを活用することで、豚肉の安全・安定供給と養豚産業の環境負荷低減を実現し、誰もが安心して豚肉を楽しむ未来を守ることをミッションに事業展開しているのが、株式会社Eco-Porkだ。

 

Eco-PorkではAI/IoT/ICTなどの最新データテクノロジーを駆使し、豚肉の生産性・資源効率性を高めた新たな養豚モデル(Eco-System)の開発に取り組んでいる。

 

2018年9月には第一弾サービスとしてモバイル養豚経営支援システム「Porker」をリリースし、養豚農家の生産性改善サービス事業を展開している。

引用:株式会社Eco-Porkホームページ

 

同社は、当メディアで昨年取材した「TechCrunch Tokyo 2018 Startup Battle」のファイナリストにも進出しており、その際にもこのPorkerを発表していた。

 

そんなEco-Porkがこの度、リアルテックファンド、田中衡機工業所、リバネスを引受先とする第三者割当増資を実施し、資金調達を完了したことを発表した。

 

今回の増資を受けて、既存サービスの事業基盤並びに研究開発の強化を実施していくという。

 

世界の養豚業の生産性・資源効率性の改善を実現し、誰もが安心して豚肉を楽しむ未来に向けて、同社を引き続き注視して参りたい。

 

以下、リリース内容となります。

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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