記事の要点
・株式会カラダメディカと学校法人聖マリアンナ医科大学が、医療分野におけるICTサービスの活用と新たなサービスやソリューションの創出に向けた業務提携契約を締結。
・カラダメディカとしては、多くの医師を抱える大学病院の知見や資源を活用し、既存サービスの信頼性や機能の向上、大学病院での実証実験などの結果をもとに新たな遠隔医療サービスの充実・応用を目指すとしている。
・また、最新のICT技術を医師向けに提示することで、これまでにないソリューションや付加価値の創出を図る。
LoveTechポイント
人生100年時代における健康で文化的な生活を送るためのインフラとして、遠隔診療は重要でLoveTechな取り組みと言えます。
聖マリアンナ医科大学が8月に新設した「デジタルヘルス共創センター」については、当メディアとしても追って参りたいと思います。
編集部コメント
オンライン診療や医師や薬剤師・看護師が答えてくれる健康Q&Aサイトを運営する株式会カラダメディカが、学校法人聖マリアンナ医科大学と、医療分野におけるICTサービスの活用と新たなサービスやソリューションの創出に向けた業務提携契約を締結したと発表した。
カラダメディカといえば、先日、グループ親会社・エムティーアイによる女性の健康情報サービス『ルナルナ』と連携した、産婦人科向けのオンライン診療システム『ルナルナ オンライン診療』の提供を開始したばかりである。
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同社の提供する健康Q&Aサイト『CARADA 健康相談』は、電話や投稿形式で悩みや不安を相談し、24時間365日、現役の医師や薬剤師・看護師・管理栄養士に加え、心の悩み専門のカウンセラーなど、様々な専門家が回答してくれるというもの。
病気が顕在化した状態でなくとも、日常生活の中でのちょっとした悩みから安心して気軽に相談できる仕組みとなっている。
一方、聖マリアンナ医科大学では、今年8月に「デジタルヘルス共創センター」を新たに設置。
ヘルスケア領域のノウハウと医学教育・医療サービスの現場を最大限に活用しながら、学内外と密接な情報交換、人材交流、共同プロジェクトなどの様々な取り組みを行うことで、最先端のICTを使用した教育及び医療サービスのイノベーションを創出・推進している。
例えば、同学における大学院医療情報処理技術応用研究分野は、医療におけるAIやICTに特化した日本初の大学院講座として2018年4月にスタートしたもので、このデジタルヘルス共創センター新設により、世界レベルの医療ICTモデル大学病院への歩みを一段と加速させている。
今回の業務提携により、カラダメディカとしては、多くの医師を抱える大学病院の知見や資源を活用し、既存サービスの信頼性や機能の向上、大学病院での実証実験などの結果をもとに新たな遠隔医療サービスの充実・応用を目指すとしている。
また、最新のICT技術を医師向けに提示することで、これまでにないソリューションや付加価値の創出を図っていくという。
医療×テクノロジーの領域において、新しい取り組みを仕掛け続けているカラダメディカと聖マリアンナ医科大学。
両者による実証実験など、今後の取り組みに期待したい。
以下、リリース内容となります。