IoTオムツセンサーのオムツテック、最新の「紙おむつ用使い捨て超薄型デバイス」を展示会“初”出展

医療/福祉

記事の要点

・IoTオムツセンサーを開発する株式会社オムツテックが、新しいエレクトロニクスを実現する素材や技術が集結する展示会“JFlex2020”(2020年1月29日(水)~1月31日(金)東京ビッグサイト)にて、「排泄ケア」の負担を軽減するIoTデバイスを初出展。

 

・低価格で超薄型かつ小型、高精度検知、後付け可能で、さらには使用後回収不要のセンサーデバイスを開発中。

 

・排泄物による濡れを設置されたセンサーが検知し、オムツ交換のタイミングを自動で知らせてくれることで、オムツチェックの大幅な削減を実現してくれる。

LoveTechポイント

多岐にわたる介護支援の中でも、排泄ケアは非常にデリケートな領域となります。

この「人間の尊厳」にかかわる行為をサポートするLoveTechなプロダクトとして、引き続きオムツテック社を注視して参りたいと思います。

編集部コメント

「オムツテック」という、2019年2月に設立されたばかりのスタートアップがある。

 

事業内容はIoTオムツセンサーの開発。その名の通り、オムツ×テクノロジーの企業だ。

 

低価格で超薄型かつ小型、高精度検知、後付け可能で、さらには使用後回収不要のセンサーデバイスだという。

 

昨今、様々な企業によって介護業界向けIoT製品が盛んに創出されているが、それらの更なる介護現場への普及には、より低価格で簡単に装着でき、かつ違和感を感じさせず、環境にも配慮した商品の開発が必要と言える。

 

同社が開発を進めるセンサーは、排泄ケアにおいてそれらを実現してくれるものと言えるだろう。

 

同社ホームページの情報によると、具体的には、排泄物による濡れを設置されたセンサーが検知し、オムツ交換のタイミングを自動で知らせてくれるという。

引用:オムツテック社ホームページより

 

これにより、オムツチェックの大幅な削減を実現してくれるという。

 

例えば夜間のオムツチェック。長時間タイプのオムツをつけることで交換頻度を減らし睡眠時間を確保するのか、尿路感染やスキントラブル等を防ぐために日中とほぼ変わらない頻度で交換するのか、国際的な文献レベルで意見が分かれるところではあるが、特に後者であった場合の夜間排泄ケアは相応の時間を要することとなり、当直職員への大きな負担となることが想像できる。

 

ゆえに、オムツテックの開発するセンサーは、介護職員の夜間作業含め広く排泄ケアを補助し、負担軽減をしてくれ、かつ利用者・家族が安心できる仕組みと言えるだろう。

 

この「排泄ケア」負担を軽減するIoTデバイスだが、2020年1月29日(水)~1月31日(金)に東京ビッグサイトで開催される、新しいエレクトロニクスを実現する素材や技術が集結する展示会“JFlex2020”にて、初出展されるという。

 

以下が展示会概要だ。

Jflex 2020(同時開催:新機能性材料展、3次元表面加飾技術展)
会期 :2020年1月29日(水)~31日(金)
場所 :東京ビッグサイト 西3・4ホール
アクセス:りんかい線 国際展示場駅 徒歩7分、ゆりかもめ 東京ビッグサイト駅 徒歩3分
公式サイト:https://www.convertechexpo.com/

 

初期バージョンに比べ、より高い安全性を確保し、装着時の簡便性を向上させ、高精度検知の維持を向上させた、より進化した最新版のIoTデバイスを展示するという。

 

介護現場を担当される方や施設運営者の方は、最新のソリューションを確認しに、展示会の同社ブースに行ってみてはいかがでしょう

 

以下、リリース内容となります。

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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