記事の要点
・コミュニケーションロボット等の企画、製造、販売を手がけるユカイ工学株式会社が、4社より総額5億円の資金調達実施を発表。
・調達した資金は、同社のビジョン実現に向けたロボティクスに関する研究開発や人材の採用・育成に充当させ、将来的には上場を目指していく。
・同日に、今度は東京ガス、エコナビスタ、オトバンクと共同で、シニアとその家族向けの新サービス創出に向けた業務提携契約の締結も発表。シニアが楽しみながらご利用いただけるコンテンツやシニアと離れて暮らす子世帯が安心感を得られるサービスの提供を、2020年度中に開始する予定。
LoveTechポイント
ロボットを「ココロを動かす機械」と定義する同社のプロダクトは、どれも「人と機械の絶妙な距離感・余白」が設計されていて、とてもLoveTechだと感じます。
引き続き、BOCCOやQuuboを活用したプロジェクトに期待したいと思います。
編集部コメント
エモいコミュニケーションロボット等の企画、製造、販売を手がけるユカイ工学株式会社が、4社より総額5億円の資金調達実施を発表した。
ユカイ工学といえば、コミュニケーションロボット界で知らない者はいない、「BOCCO」シリーズを提供している会社。そのほかにも、もふもふ具合がたまらないクッション型セラピーロボット「Qoobo」や、脳波で動く猫耳型コミュニケーションツール「necomimi」など、人とロボット/機械の優しい接点を見つけてプロダクト化しているLoveTechな企業だ。
そんな同社に出資したのは、以下の4社。
- 東京瓦斯株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 内田 高史、以下「東京ガス」)
- 株式会社フュートレック(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 浦川 康孝、以下「フュートレック」)
- 日本ベンチャーキャピタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 多賀谷 実、以下「NVCC」)
- 株式会社環境エネルギー投資(本社:東京都品川区、代表取締役社長 河村 修一郎、以下「EEI」)
同社は2018~2019年にかけて複数企業と、BOCCOを用いた実証実験を共同で実施してきており、例えば東京ガスとは昨年6月に子育て応援新サービスを共同企画し、提供開始している。
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今回の増資に伴い調達した資金は、同社のビジョン実現に向けたロボティクスに関する研究開発や人材の採用・育成に充当させ、将来的には上場を目指していくという。
また同日に、今度は東京ガス、エコナビスタ、オトバンクと共同で、シニアとその家族向けの新サービス創出に向けた業務提携契約の締結も発表。シニアが楽しみながらご利用いただけるコンテンツやシニアと離れて暮らす子世帯が安心感を得られるサービスの提供を、2020年度中に開始する予定だという。
元々の事業領域が異なる4社が手を組むことで、一体どんなサービスが提供されるのか。考え始めたら実に楽しい。
改めて上場目標を宣言し、新たなプロジェクトが始動したユカイ工学から、ますます目が離せない。
同社のこれまでの取り組みも、併せてご覧いただきたい。
以下、リリース内容となります。