LoveTech Media編集部コメント
50歳以上の方限定で、“お隣さん同士の助け合い”を仮想空間で実現するサービス「おしるこ」がリリースされた。
高齢者の増加による孤独と貧困が今後ますます課題として顕著になるであろう中、オンライン上で“仲間を作り、知恵を分け合い、仕事を創出する”という新しい自治区の在り方を提案するクラウド自治区である。
今まで体験したことのないつながりによって、人生の新たな生きがいを見つけることができる、ワクワクとした場所を標榜している。
おしるこでは、実年齢から50歳を引いた年齢が表示され、50歳までの自分史を共有できる。また、士業・医療など様々な専門家へ気軽に相談することができ、個人間の技術能力交流などで仕事もできる。
50歳以上限定のオンラインコミュニティはLove Tech Mediaとしても初めて聞いた切り口であり、高齢者のITリテラシー向上の観点含め、サービス進捗を注視して参りたい。
以下、リリース内容となります。
リリース概要
カイト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:後藤 崇)は、高齢化社会におけるシニア層の“孤立”という課題に対し、オンライン上で“仲間を作り、知恵を分け合い、仕事を創出する”という新しい自治区の在り方を提案するクラウド自治区「おしるこ< https://oshiruco.com/ >」のサービスを12月19日に本格開始しました。
クラウド自治区「おしるこ」とは、“50代を迎えたからこそワクワクしよう!”をテーマに、50歳以上の方なら誰でも登録できる新しい形のコミュニティです。
「おしるこ」では、リアルではつながることが無かったであろう人と出会ったり、悩みを誰かに相談したり、自分の趣味や得意を発信出来たり、また得意なことで誰かを手伝い仕事として収入を得たりすることが可能です。リアルな自治区の単なるオンライン上の仮想空間への置き換えではなく、地域や時間の制限を超え、今までに体験したことの無い新たな人生の生きがいを見つけ、誰もがワクワクできる“場”の提供を目指しています。
現在の高齢化社会の課題
「人生100年時代」。“日本人の寿命が延びている”、と一見喜ばしい様なこの言葉の裏には、現在の日本が抱える大きな問題が潜んでいます。総務省の2018年の調査では、我が国における総人口は2017年度から27万人減少している一方、高齢者は44万人増加しているとしています。この数値は今後も上昇を続け、第2次ベビーブーム期に生まれた世代が65歳以上となる2040年には、総人口における高齢者の割合は35.3%になると見込まれています。
長生きをしたことで、蓄えていた資産が底を尽きてしまう高齢者の貧困。行政のシルバー人材センターや困窮者支援窓口には、連日多くの高齢者が仕事を求め訪れていますが、戦力となる若い人材を求める企業に就職できる割合はほんの一握り、というのが現状です。これは、退職後間もない50代後半の層も同様で、退職前に自身でセカンドキャリアの道筋を見つけない限りは、高齢者貧困予備軍となってしまうことでしょう。
また、問題はお金のことだけにとどまりません。配偶者との死別による独居老人の増加、そして昨今の晩婚化の傾向も、単身のまま高齢を迎える層が増え続けることを暗示しています。これらに共通するのが”孤独”というテーマです。核家族化が進む中、例え子供や親兄弟がいても、それぞれの生活がある中、頼ることは難しいという現状もあります。
「おしるこ」が解決できること
今後は、これらを大きな社会課題と捉え、これまでの「高齢者問題は行政に頼る」という概念を壊し、行政と民間が連携して解決に向けた施策を推進することが不可欠と考えます。「おしるこ」は、その一助になりたい、という当社の想いによって生み出されました。
当社は、長年培ってきた、ITプラットフォームやITソリューション開発の知見を消費者生活に還元し、さらに新しい価値創造を実現することを目指しこれまで活動してまいりました。
シニア層に向けたサービスを、”スマホで? アプリで?”という評価を受けながらも、「ITを超えたところにある、その先の便利」を是非広くシニアの皆さまに知っていただきたい、と日々アプリの更なるリニューアルや普及にまい進しております。
もちろん、「おしるこ」が課題の全てを解決するとは考えていません。あくまでもリアルでの血の通った人と人とのつながりがあり、ITツールによって現在不足している部分や更に良くなると思われる部分を下支えするライフラインの様な存在になることを目指しています。
「おしるこ」の主な機能
(1) 仲間を作る(個人同士やグループによる交流)
(2) 情報を発信する(テキスト・動画による日記の投稿/自分史の作成)
(3) 「安心ネット」による専門家への相談
これらの基本機能に加え、現在、企業から利用者への仕事依頼、また利用者同士のサポート(お困り事の手助けや、自分の知識を教える)等の活動に対し「おしるこポイント」(仮想通貨)を発行し、アプリ内、またはアプリ外で現金として利用できる仕組みを構築中。
この取り組みは、単に収益を得ることだけを目的にしているのではなく、過去の日本では日常的に行われていた、“お隣さん同士の助け合い”を仮想空間で実現する「おしるこ自治区」ならではの試みです。人の役に立ち、感謝される。それによって得られるつながり感や充足感によって、例え家から出られない方でも自身の存在意義を確認出来る、同じ「おしるこ自治区」のお隣さん同士になっていただけることを目指しています。
更に今後は、NPO団体にも登録いただき会員からボランティアスタッフを募る等、リアルな自治区で普通に行われていることを「おしるこ」内に取り込み、更にアプリならではの特性を活かした利便性の追求を推進してまいります。
2021年3月には50万人のシニアが、おしるこ自治区を有効活用し、今以上の(ヒト、モノ、コトとの)繋がりにより、アクティブマインドで新しいライフスタイルを経験しながら、生きがいを実感できるコトでしょう。
2018年12月時点で、相談できるパートナー専門家も100名を超え、シニアの方々の悩みや相談に24時間365日お答えいたします。また更なるサービスの拡充に向け、パートナーとなってくださる企業様を募集しております。
パートナーとして専門家への登録を希望される場合は、以下よりお申込みが可能です。
https://partner.oshiruco.com/#signup
*パートナー登録は有償。
*提携希望の企業ならびに団体様は下記よりお問合せください。
▽おしるこ公式ページ
▽おしるこ世界観<PDF>
https://drive.google.com/file/d/1MF5SUUGRsguH07NlO6SST8Rix8fKU0A5/view?usp=sharing
▽ダウンロード<Google Play>
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.cayto.oshiruco.android
【運営会社】
名称 :カイト株式会社( http://cayto.jp/ )
代表 :代表取締役CEO 後藤 崇
住所 :東京都港区西麻布1丁目14-15-3F
設立 :2008年4月
資本金 :8,747万円(資本準備金含む)
事業内容:プラットフォーム事業/ITソリューション事業/グリーン事業