自分たちからリスク家庭に入り込むことが必要
--主にベビーシッターをされた2年間で感じられた課題がきっかけとなって、今の「ここはぐnow」が生まれたということですね?
草加氏:実は最初から今の事業内容ではありませんでした。
今から3年前に、地域の小学生のための居場所づくりをはじめました。学校や家の中で居場所のない子ども達のサードプレイスを作りたかったんです。子ども達が困った時の駆け込み寺として、信頼できる大人と関係を築く場所を提供したい、という願いで始めたのですが、結果として失敗し、半年でクローズしました。
--何が原因だったのでしょうか?
草加氏:本当に来て欲しい子ども達はそもそも表に出てこないので、マーケティングが非常に難しかったんです。
結果として思ったような子が来ないし、思ったようなコミュニティにもならない。そんな状況でした。
--そこからピボットされたということですね?
草加氏:はい。これからどうしようかと悩んでいる中で、NPO法人ETIC.が運営するSUSANOO(スサノヲ)という社会課題を解決するアクセラレータープログラムに出会いまして、そこで事業内容をブラッシュアップしていきました。
さらに翌年には、同法人が運営する別プログラムMAKERS UNIVERSITYにも採択され、自分が解決したい課題に対して、本当に必要で持続可能な仕組みは何かということを、突き詰めて考えていきました。
様々なディスカッションとヒアリングを経て現時点で行き着いた結論としては、待ちの姿勢ではなく、自分たちから色んなママに会いに行くこと、困った時はすぐに呼ばれる存在になることだと考えています。
これを実現したいと考え、今のここはぐnowをリリースしました。
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