メンタリストDaiGo氏が監修する、心理学と統計学を元にして相性・性格のマッチングから出会いを紡ぐマッチングアプリwith(ウィズ)。
前編では、withの開発責任を担われている園田励(そのだ れい)氏に、サービスができるまでの経緯と現状の取り組みについて伺った。
後編も引き続き、同氏にお話を伺いつつ、監修者であるDaiGo氏にもコメントをいただいたので、併せてご覧いただきたい。
ユーザーのメッセージを解析
--最近のお取り組みについて教えてください。
園田励(以下、園田氏):最近スタートした取り組みとしては、ユーザーに了承を取った上でのメッセージ解析に着手しました。
大きく分けて2つ、マッチング精度の向上と迷惑行為・不正利用の防止につなげていきたいと考えています。
--それぞれについて詳しく伺いたいのですが、メッセージの解析をすることでどのようにマッチングの精度が向上するのでしょうか?
園田氏:例えばメッセージ内の単語の種類などから性格や趣味嗜好を導き出すことができるようになります。これにより相性の良い人を紹介できるようにしたいと考えています。
--相手の検索結果一覧で、その人に合った方を上位に表示させるようにする、などでしょうか。
園田氏:そうですね、そういうアルゴリズムに応用することもありますし、「本日のオススメ」相手として表示することにも応用できます。
あと、これはまだまだ先の理想論ですが、メッセージ中に「今この話題を振ったら盛り上がるよ」みたいなところまで応用できたらいいな、と考えています。
--恋愛秘書みたいなイメージですね。次に、迷惑行為・不正利用の防止についてですが、こういった監視の領域にも応用されるということですね?
園田氏:はい。監視の精度はどんどん高めていきたいと考えていまして、ユーザー登録をするタイミングと、実際に利用するタイミングの両方で監視を強化していきたいですね。トーク内容の解析は後者の方で役に立ちます。
今でもセキュリティ対策には力を入れているのですが、ここをもう少し自動化することを目標にしています。
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