女性は「モテ写真」を選ぶのが得意ですね
--アプリの機能で「モテ写診断」という機能を発見したのですが、これはどういった機能なのでしょうか?
園田氏:これは、設定されている男性ユーザーのメイン写真が、女性にとって魅力的かを診断する機能です。
「顔のサイズ」「顔の明るさ」「目が見える度」の3点からメイン写真の評価を行い、それぞれのスコアの平均値を持って、写真の改善点を提示するようにしています。
--画像解析技術を使っているわけですね。
園田氏:はい。ただ、例えば「イケメン」かどうかって、人の好みもあるので、一言で表すのは難しいですよね。なのであくまで、上記3項目の状態をチェックし、統計的に「モテる」傾向にどれだけ近いか、ということでスコア診断しています。
--運営サイドから見られて、写真について何か男女の違いなどございますか?
園田氏:女性はそもそも、モテ写真を選ぶのが得意なんですよ。本当にみなさん、きれいでちゃんとした写真を登録されるんですよね。
一方男性は、暗いところで撮影していたり、お世辞にも綺麗でない格好をされていたりなど、課題が多い方がちょこちょこいらっしゃるなと感じています。
--写真の意識にも男女格差があるわけですね。ユーザーの男女比率はどうなっているのでしょうか?
園田氏:今はだいたい1:1位なのですが、かつて男性40%・女性60%という時もありました。これって結構すごくて、一般のマッチングアプリですとほとんどは男性の方が多いんです。それがwithについては逆転していましたね。
--何でこんなに女性ユーザー比率が多いんでしょうか?
園田氏:これはおそらくなのですが、withは女性同士の口コミが多いんだと思います。ユーザーアンケートを取った時も、withを知ったきっかけの第1位は広告、第2位が口コミだったんですよね。
それだけ、女性の方に支持されるアプリなのかなと思います。
「with」という名前の由来
--withの今後に向けてのビジョンやお取り組みについて教えてください。
園田氏:すごく極端な話をしますと、マッチングアプリで一番最初にマッチングした人が、人生で最良のパートナーになる人だ、ということが実現できたらすごいことですよね。
究極はここに向けたサービス設計を進めていきたいと考えております。
そのために心理学や統計学を応用して、機能拡張や診断イベントを企画してゆきたいです。
--使っている方が気になることとして、どのイベントが最もマッチング率が良いのかなんて、あったりしますか?
園田氏:やはり、「BIG 5(ビッグ・ファイヴ)」を起点に考えられた「超性格分析」によるマッチングです。このイベント経由で相手を探している方はマッチング率も高いですね。
とはいえ、様々な診断イベントを多く受ければ受けるほど、自分のタイプ情報が豊富になっていくので、よりマッチングしやすくなると思いますよ。
--ありがとうございます。最後にLove Tech Media読者に向けて一言お願いします!
園田氏:withの名前の由来なのですが、「あなた」という意味でのwithの他に、「サービス自体があなたに寄り添う(with you)」という意味も含んでいます。
withとしては「マッチングして、はい終わり!」ではなく、恋人・パートナー探しがしっかりと成就していくまで寄り添っていく、という姿勢でいます。
ぜひ、withを通じて、理想のお相手と巡り合ってください!
次ページ:メンタリストDaiGo氏からのメッセージ