LoveTech Media編集部コメント
テクノロジーの発達とそれに伴う価値観の多様化により、生き方・住み方・働き方においても、ある種自然発生的に様々な“あり方”が出現している。
例えば、「ワーケーション」という単語をご存知だろうか。
「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語であり、休暇中に旅先で仕事をするなど、働く場所の柔軟性を拡張した概念と言える。
このような働き方が話題になっている背景には、我が国の「働きと生活の質」に関わる課題が挙げられるだろう。
エクスペディアが昨年末に発表した「世界19ヶ国 有給休暇・国際比較調査2018」によると、日本の有休取得率、有休取得日数は共に世界19か国で最下位という結果が出ており(以下2図)、さらに燈籠生産性の低さも合わさって、「休まない × 生産性が上がらない」という悪循環が発生している状況とも言える。
休めない・休みづらいという概念をそもそも取っ払い、思い切って仕事と休暇を合体させてしまおうという発想から誕生したのがワーケーションであり、もともと米国生まれだったこの概念が現在の我が国の働き方課題にフィットしたことで、ここ最近特に注目されているというわけだ。
このワーケーションというあり方を支援し、新しい働き方=自由な人生の選択をより身近にするべく運営されているサービスが、WORKATORS(ワーケイターズ)である。
WORKATORSは、「定額で世界中泊まり放題」と「各地で起こるプロジェクトへ挑戦し放題」の2つをかけ合わせたサービス。
各地で発生する様々なプロジェクトにアサインされる形で、世界中の様々な土地に宿泊できるというワーケーションサービスである。
このWORKATORSを運営する株式会社アドリブワークスが、現在、日本航空株式会社(以下、JAL)と共同でワーケーション実証実験プロジェクトを進めているという。
「休暇取得促進やリモートワークを通した柔軟性のある働き方の実施」に留まらず、さらに「旅先でしか体感できない体験を通して、働き方・休み方も自身でマネジメントし、感性を養い、自己成長に繋げること」を目的に、JALグループ所属の社員が各地を訪れ、ワーケーションの実施やアクティビティへの参加により地域の求めるニーズを把握し、地域活性化や関係人口の変化について考える、というものだという。
既に第一弾を愛媛県で実施しており、今後、その活動を海外まで拡げていく予定だ。
具体的には、北海道・愛媛・シドニーの3拠点において、それぞれ以下の内容を進めるとのこと。
- 『Over the border!海外テレワークを活性化するためのアイデアを、働く&観光の側面から考える』(場所:オーストラリア・シドニー、プログラムオーナー:doq Pty Ltd)
- 『まだ誰も達成していない「メキシカンライムの国産化」にチャレンジ!』(場所:愛媛県・今治市、プログラムオーナー:株式会社アドリブワークス)
- 『島全体を「バンブービレッジ」化して、コワーキング・アイランドをつくる!』(場所:愛媛県・今治市、プログラムオーナー:SOHO6・リバ邸えひめ)
- 『大いなる大地に飛び込み、ビール片手に地域活性化をお手伝い!』(場所:北海道中川郡・足寄郡、プログラムオーナー:三ツ町商会)
もちろん、上記のような企業との実証実験のみならず、一般の会員も募集中である。
新しい働き方、および生き方に興味のある方は、まずはWORKATORSのChallengeメンバーから始めてみてはいかがでしょう。
現在クラウドファンディングで、各プロジェクトと連携した会員登録を実施中だ。
以下、リリース内容となります。