記事の要点
・寝具業界の革命を目指すKoala Sleep Japan株式会社が、コアラマットレスとコアラピローを搭載した移動式快眠ルーム「koala sleep car」を発表。法人向けに展開。
・スリープテック企業など提携企業6社と共に、五感で考えられた睡眠環境を作り出す。
・順次導入企業を募集予定で、一般の方への体験機会なども今後予定していく。
LoveTechポイント
睡眠不足は心身に影響を及ぼし、事業活動の生産性低下にもつながることから、働き方改革や健康経営に取り組む企業が課題視しています。
社員の睡眠改善に独自に取り組む企業も多いですがオフィス内でのスペースの制約や、職場の同僚の目がある空間で「昼寝」をすることに躊躇する人も多く、今回の「koala sleep car」はそうした現状へのソリューションとなりうることがLoveTechだと思います!
編集部コメント
2020年3月13日が「世界睡眠デー」であることをご存知だろうか?
世界睡眠医学協会が、睡眠の重要性を認識し、睡眠に関わる問題に目を向けて改善行動を促すために定めている日である。
そう、多くの方がすでに御察しの通り、睡眠はウェルビーイングな生活をお送る上で必要不可欠な要素と言える。
米国のシンクタンク・ランド研究所によると、睡眠不足による日本の経済的損失は1380億ドル(約15兆円)と試算している。睡眠不足は、病気のリスク要因になるだけでなく、日々の生産性低下にもつながり、働き方改革や健康経営に取り組む多くの企業が経営課題として認識しはじめて久しい。NHKスペシャルの「睡眠負債が危ない」をはじめとして、各種メディアで特集を目にする機会も多くなった。そんな中、睡眠の質を見える化し、先端技術等により質の改善を促す「スリープテック」(SleepTech)に取り組む企業も増えてきた。
そんな中、本日、寝具業界革命を目指す豪州発D2Cスリープテック企業のKoala Sleep Japan株式会社が、日本でも大人気の「コアラマットレス」と「コアラピロー」を搭載した“移動式快眠ルーム”を発表した。
その名も「koala sleep car」。法人向けの仮眠サービスである。
これは2019年9月に行った実証実験「ぐぅ〜すCAR お昼寝デリバリー」の反響を受けてブラッシュアップされたもので、今回、新たな企業群(※)との提携のもと、働き方改革にも繋がるビジネスパーソン用パワーナップ(昼寝)サービスを提供していくという。
※提携企業:popIn株式会社、オーディーエス株式会社、アットアロマ株式会社、IKEUCHI ORGANIC株式会社、BICYCLE COFFEE TOKYO、ベースフード株式会社
「koala sleep car」で体験できる内容は以下の通り。五感をフルに活用した、上質な睡眠へのアプローチが組まれている。
- 視覚:車内に映し出されるキャンドルやランプの映像により短時間でリラックス。また、プライベートシアターとしても利用できる。
- 聴覚:睡眠サポートイヤホンにより脳波に働きかけ質の高い睡眠を提供。
- 嗅覚:木目調の空間に合ったパイン/ヒノキ/ユーカリをブレンドしたアロマ。自然な香りで、癒し効果を演出。
- 触覚:オーガニックコットンを100%使用した、ふわふわのタオルケットにより、安心感を演出。
- 味覚:カフェインには昼寝の目覚めを良くする効果有。ウェルカムドリンクとしてコーヒーを提供。※ 昼寝に最適な15-20分後にカフェインの効果が効いてくる
- 味覚:お昼寝に活用した昼休みの残り時間にしっかりと栄養が摂れる完全栄養食をお土産に。
本来であれば、世界睡眠デーである本日よりサービスを始動させる予定であったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の被害拡大を受け、不特定多数が利用する個室空間の提供は控えることが懸命と判断し、サービス開始を延期している。
正式なサービス開始日程は、追って発表されるだろう。
ちなみに、今回発表されたものはあくまで法人向けサービスだが、今後は一般の方への普及を推進するため、特別な寝室時間を過ごせる「スリープデート」などの企画も検討中だという。
「お昼寝は身体に良い」とされていても、職場だと、同僚・上司・後輩の目もあって、なかなか落ち着いた気持ちで昼寝なんてできない人も多いだろう。
だからこそ、程よい車の振動と共にリラックスできる完全個室の移動空間が、日本でのパワースナップ文化醸成を後押ししていくのかもしれない。
「昼寝から始まる働き方改革」にピンと来られた方は、今回発表された「koala sleep car」を試してみてはいかがでしょう。
以下、リリース内容となります。