LoveTech Media編集部コメント
恋愛および婚活による出会いの幅を大きく広げてきたマッチングアプリに、新たな切り口のサービスが誕生した。
その名も「東カレロマンス」。
これまで「東カレデート」という、アッパー層限定の審査制婚活・恋活マッチングアプリを提供してきた東京カレンダーが、満を辞してリリースした、国内初の40歳以上の大人世代に限定したマッチングアプリである。
先述の通り、マッチングアプリは多くの独身男女の出会いを創出してきた一方で、既存のマッチングアプリに馴染めない層を作ってしまったという側面もある。
この「馴染めない層」の一例として、「結婚をすぐに希望する層」であると言える。彼ら彼女らにとって、マッチングアプリでの出会いの工程は、決して短いものではなかった。このような背景から、最近では結婚相談所の運用をアプリで提供するハイブリッド型マッチングアプリなるものが誕生してきている。
そしてもう一例としてあげられるのが、中高年〜シニア世代の独身男女層である。
既存のマッチングアプリでは年齢に関わらず幅広い世代が活動しているからこそ、若い世代との話題や喜怒哀楽のポイントなど、コミュニケーションにおけるジェネレーションギャップを感じる方が多く発生する状況であった。
LoveTech Mediaでも、これまで多くのマッチングアプリ活用中高年世代の方とお話ししてきたが、例えば昨今流行っているスピードマッチング、すなわちマッチング当日にデートができる機能や文化について伺ってみると、若者の出会いの効率化について頭では理解できているものの、いざ自分でアクションするとなると、二の足を踏む方が大半であった。
そのような背景に鑑みると、「東カレロマンス」が生まれたのは必然と言えるだろう。
「東カレロマンス」での利用条件の一つは、40歳以上であること。
世代が限定されているからこそ、年齢を気にしたり、ジェネレーションギャップを感じたりする必要がなく、お互いに理解し合えることが特徴となっている。
また、開発・運営元が東京カレンダーということで、以下のように安全性の面でも安心だ。
① 入会審査の採用(会員の質担保のため)
② 実名の非表示(サービス内では、名前はイニシャルかニックネームで表記)
③ 身元確認ができたユーザーのみ利用可能(公的証明書(パスポート、免許証等)での身元確認を終えなければ、メッセージのやりとりを始めることができない)
④ 24時間365日の監視体制(不適切な投稿がされないよう常時パトロール監視業務を実施)
以上のような安心・安全への取り組みに則した運営については、東カレデートでの運用実績を踏襲していると言える。
運営者のリアルな声や思い等については、「東カレデート」の運営者として取材した以下の記事も参考にしていただきたい。
[clink url=”https://lovetech-media.com/interview/20181012tocaledate/”]
使い方も既存のマッチングアプリと大きな隔たりはなく、以下のような一般的な流れとなっている。
- まずはプロフィールを作成
- 希望の条件を設定してお相手を検索
- 気になるお相手に「いいね」を送信
- お互いに「いいね」を送るとマッチング成立
- マッチング成立になったらアプリ内チャットでメッセージのやりとりが開始可能(身元確認済ユーザーのみ)
東カレロマンスのログイン画面(2019.7.30時点)
ここ最近リリースされてきたマッチングアプリの多くは、主なターゲットを若年層に設定していることが多く、新しい機能などのスタイリッシュなUXを提供する傾向が強かった。
一方で今回発表された東カレロマンスは、機能こそスタイリッシュなものではないが、利用年齢層を中高年〜シニア世代に絞っての思い切ったブランディングで勝負をしてきた形だ。
「ロマンス」という単語をアプリ名に刻んでいる点も素晴らしいが、どこか「懐かしさ」を感じさせる文字配列も見事なものだ。
なんとなく、80〜90年代の映画パンフレットを見ているような感覚になる。
令和時代は、マッチングアプリの“ロマンス世代”が恋愛を謳歌する時代の幕開けとなるだろう。
以下、リリース内容となります。