LoveTech Media編集部コメント
利用会員数が400万人を突破するマンモス恋活マッチングサービス「タップル誕生」の運営会社である株式会社マッチングエージェント(サイバーエージェント連結子会社)が、佐賀県有田町と「若い世代のライフデザイン構築支援」に関する連携協定を2019年8月1日(木)に締結したと発表した。
これまで自治体と連携するマッチングアプリの事例は、主に「婚活」や「移住支援」を目的とするものであった。
当メディアでも、そのような取り組みを取材してきた。
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今回のように、若年層を対象とするライフデザイン設計を目的とした自治体×マッチングアプリの取り組みは、おそらく国内で初めてではないだろうか。
2014年5月にサービス開始したタップル誕生は、グルメや映画、スポーツ観戦といった自分の趣味をきっかけに恋の相手が見つけられるマッチングサービスとして、20代前半の若い男女を中心にインターネットに慣れ親しんだ世代からの支持を受け、市場を牽引しながら成長し続けてきた。
タップル誕生の特徴の一つは、カードをめくるような感覚でお相手を確認していけるUX設計であり、その簡便な操作性からマッチング数も延べ1億2,000万組を超えることとなり、これについても国内最大規模を誇っている。
今回発表された協定は、モバイルインターネットならびにスマートフォンの急速な普及によるライフスタイルの変化に伴い、佐賀県有田町がスマホ時代に適応した様々な政策の転換を進めていく一環として締結されたもの。
出会いの機会創出や恋愛・結婚支援といった、若い世代のライフデザイン構築を支援して行くという。
流れとしては大きく2ステップ。
第1ステップは、ヒアリングやアンケート等による調査の実施を行うことにより、都市部にいるだけでは把握できていない、佐賀県有田町在住の若い世代の実態を改めて確認していく。
第2ステップ・第3ステップでは、第1ステップの調査結果を踏まえたライフデザインセミナーや地域内の様々なステークホルダーとの連携企画等を実施することを計画しているという。
また、今回の連携事業の結果を、町が本年度に策定を進めている第二次「有田町まち・ひと・しごと創生総合戦略」における中長期的な人口政策にも反映する予定だという。
一昔前の自治体による子育て支援の施策では、婚活セミナーを乱発し、結果として持続性のない施策に終わってしまっていた事例が多く確認されていた。
そんな中、少子化の進行や晩婚化といった社会現象を把握するなど、若年時から人生についての理解を深め、結婚・家族づくりを楽しく学ぶようなライフデザイン講座の取り組みが、実は中長期的に大事であるという認識が広がっていき、そのような事業計画へとシフトしていったのが数年前からの話である。
首都圏における最先端の恋愛・婚活事例を豊富に持っているマッチングエージェントだからこそ、これまで各地で開催されてきたライフデザイン事業とはひと味もふた味も異なってくることが期待される。
佐賀県有田町が策定を進める第二次「有田町まち・ひと・しごと創生総合戦略」における中長期的な人口政策の内容に期待したい。
以下、リリース内容となります。