記事の要点
・婚活サイト『キャリ婚』が、新たに「婚活費用全額返金」制度をスタート。成婚者に対して「婚活費用」を返金するという仕組みで設計・リリース。
・本日(2019/10/28)以降の入会で、キャリ婚で出会ったパートナーと成婚インタビューに回答した“女性会員”へ、入会金+最大12ヶ月分の利用月会費に相当するAmazonギフトカードを贈ってくれる。
・「婚活疲れ」問題のひとつの対策として想定。
LoveTechポイント
成婚したカップルに対して、成婚までにかかった婚活費用を返金するという観点が、非常にLoveTechだと感じます。
経済的な負担を少しでも下げることが、婚活中独身男女の「婚活疲れ」を軽減してくれるでしょう。
編集部コメント
婚活という言葉ができて10年強。
世の中には様々な婚活サービスが展開されてきた。
当メディアでも「出会い支援サービス カオスマップ2019」という形で、この“超レッドオーシャン”な業界の見える化を試みてきた。
この中で、株式会社ninoyaが運営する婚活サイト『キャリ婚』が、新たに「婚活費用全額返金」制度をスタートさせた。
キャリ婚とは、女性からのアプローチに絞って設計された、「働く女性に、納得の出会いを。」をオンセプトとするWebサービス。
男性利用料は無料、女性利用料が有料という、通常とは逆パターンの料金体系となっており、男性は全員が事前面談を通過した独身誓約者のみ利用可能というシステムになっている。
全員が結婚と共働きにコミットし、女性から良質な男性へとアプローチできるという点で、マッチングアプリと結婚相談所、それぞれのデメリットをカバーするサービスと言えるだろう。
キャリ婚ホームページより
“全額返金制度”と聞くと大半の方が「一定期間に結婚にまで至らなかったら返金される仕組み」とイメージすると思うが、今回の取り組みは全くの逆パターン。
「結婚したら、これまでかかった婚活費用を戻す」というものなのである。
具体的には、本日(10/28)以降の入会で、キャリ婚で出会ったパートナーと成婚インタビューに回答した“女性会員”へ、入会金+最大12ヶ月分の利用月会費に相当するAmazonギフトカードを贈ってくれる、というものだ。
本取り組みに対する、ninoya代表の古越幸太氏は以下のようにコメントしている。
「あらためて市場を振り返る。入会金・月会費・成婚料。どれも事業者側にとって都合が良い制度だ。
もっと会員さんにとってハッピーな仕組みはないだろうか。強く、成婚に向けて駆ける気持ちになるもの。多くの婚活事業者が知るところだが、期限を区切る人ほど成果を出す。人のやる気は有限だから。
僕らはひとつの結論を出した。
成婚したら、婚活費用を返す。成婚料をもらうのではない。僕らが祝い金として、婚活に要したお金を返すのだ。駆け抜けた努力に対して。
この取り組みが、いわゆる「婚活疲れ」問題のひとつの対策になればうれしい。」
多くの出会い支援サービスは、これまで沢山の男女をカップリングし成婚へと導いてきた。
一方で、ここ数年で多くの「婚活疲れ」ユーザーを生み出してきたとも言える。
出会いへの選択肢が多い分、経済的な負担も多くなり、また自身での「決め」が重要なファクターともなるので、精神的な負担も大きくなっていることに起因すると言えるだろう。
言葉を選ばず申し上げると、出会い支援サービス事業者は、増え続けるユーザーの“婚活費用”で儲けてきたわけだ。
そんな事業者が「かかった婚活費用を、お祝いとして遡って返金して祝福します」と言うわけだ。
パートナー探しへのモチベーション向上だけでなく、12ヶ月と言う期間を最大活動期間として区切って進めるという啓発にも繋がる、非常にLoveTechな取り組みと言えるだろう。
婚活の取り組みをきっかけに、現在婚活中の男女は、パートナー探しサービスとしてキャリ婚を選択肢の一つとして活用してみてはいかがでしょう。
以下、リリース内容となります。