記事の要点
・スプラウト合同会社が、2021年8月9日より恋愛トライアルマッチングサービス「2Weeks (トゥーウィークス)」の提供を開始した。
・「2Weeks 」は従来のマッチングサービスに多いテキストでのメッセージのやり取りなどを一切省き、サービス上で案内された恋人候補者と、恋愛トライアルとしてまず2週間オンライン上でお付き合いをする、新しいマッチングサービス。
・事項紹介などの手間を排除、相手との個人情報の共有も不要。さらにトライアル期間はオンラインで完結、初回のオンラインデートには専任コネクタが同席し会話をリードしてくれるなど、安心して使える工夫がされている。
LoveTechポイント
今回リリースの2Weeksのみならず、「Dine」や「いきなりデート」、「今日から恋人」など、ここ最近では出会うまでの工程を排除するUX設計にこだわるマッチングサービスが増えてきている印象です。
それぞれ特徴やこだわっているポイントが異なるでしょうから、まずは実際に使って試してみるのが良いでしょう。
編集部コメント
出会いや婚活のスタンダードな手段となったマッチングアプリ。実際に会うまで相手の顔が非公開のものや、農業従事者に特化したもの、ゲーム要素を取り入れたものなど、コロナ禍においてさらに多様性あふれるサービス群になっている印象だ。
そんな中今回新たに提供されたのは、スプラウト合同会社が2021年8月9日より提供する、恋愛トライアルマッチングサービス「2Weeks (トゥーウィークス)」だ。
コンセプトは、「まずは2週間付き合ってみるから始める恋愛体験」。
従来のマッチングサービスでよくあるテキストでのメッセージのやり取りなどを一切省き、サービス上で紹介された恋人候補者と、トライアルとして「2週間オンライン上でお付き合いをする」という仕組みになっている。
開発のきっかけは同社代表・清水一浩氏のリモートワークでの気づきにあったという。
清水氏は、対面でのコミュニケーションがなくても信頼関係を築くことができること、逆に得られる情報量が限られている非対面だからこそ、相手の様子や話していることに意識をより集中したり、思わず感情を素直に出すことが出来たりするケースを実際多く見たといい、その経験を活かした新しい出会いの場を創出できないかと考えたことが、本サービス開発につながった。
同社の独自調査(対象:東京在住のマッチングアプリ利用経験のある18~34歳男女、合計150サンプル)によると、コロナ禍によって50%を越える人が異性との出会いが減ったと感じている一方で、男女ともに30%以上の人が異性と付き合いたいという気持ちが以前よりも強くなったと答えている。また、マッチングアプリ利用経験者の32%の人は、マッチした相手と会ったことはあるが付き合った経験はないと答えており、更に25%の人はマッチした相手と会ったことすらないと回答している。
コロナ禍によってリアルな出会いの機会が減った反動もあり、異性と付き合いたいという意欲が高まっているものの、従来のマッチングアプリでは実際に会ったり、本来の目的である交際までに至るケースは少ないというわけだ。
その原因は多様ではあるものの、根本的な課題は工程の多さにあると考えられるだろう。マッチングアプリの多くは、まず事前にプロフィールの登録が必要であり、膨大な数のユーザーから気になるお相手を検索して探していき、「いいね」を通じてマッチング。その後、メッセージのやりとりを経てタイミングを見計らい日程調整等を行い、それで実際のデートにまで行き着く。だが、実際に会ってみたものの交際にはつながらないことも多い。このような恋人までのロングディスタンスが、いわゆる「マッチングアプリ疲れ」を引き起こしていると言われる所以だ。
2Weeksでは、 これらの手間を排除し、相手への希望や都合の良い日程を入力すれば1週間程度で、独自のマッチングシステムにより選定したお付き合い候補者を紹介してくれるようになっている。日程調整なども運営側で行うため、事前のやり取りなどは一切不要となっている。
候補者とマッチ確定後は、恋愛トライアル期間としてオンライン上でデートを行うのだが、ユーザー同士が個人情報をやり取りしなくても済むよう、二人専用のトークルームが用意されることになる。
さらに初回オンラインデートは専任のコネクタが同席し会話をサポートしてくれるので、オンラインで初対面で話すのが苦手という方も安心だ。
トライアル期間に計3回のデートを経たのちに、お互いが恋愛継続意思があれば実際にお付き合い開始。そこで初めて連絡先の交換となる。
料金は女性が2,980円、男性が4,980円。
今回の2Weeksのみならず、「Dine」や「いきなりデート」、「今日から恋人」など、ここ最近では出会うまでの工程を排除するUX設計にこだわるマッチングサービスが増えてきている印象だ。
とはいえ、それぞれ特徴やこだわっているポイントが異なるのもまた事実。どれが良いかは、実際に使ってみて自身が感じる使い心地やフィーリングなどが重要だろう。
様々な出会い手段のいち選択肢として、2Weeksも活用してみてはいかがだろうか。