昆虫由来の肥料で育った、サステナブルなお茶。ムスカ × TeaRoom 「MUSCA TEA」が先行販売開始

食/地域/環境

記事の要点

・バイオテクノロジー企業の株式会社ムスカが、「お茶で対立のない優しい世界をつくる」ことを理念に掲げる株式会社TeaRoomと業務連携し、独自に生産するムスカ有機肥料を使った生産実証実験の実施と、収穫された茶葉による『MUSCA TEA』の先行販売を開始。

 

・今回の連携テーマは「循環型農業」。静岡県大河内でTeaRoomが育てている在来品種に対して、豚糞由来のムスカ有機肥料を農業資材として活用。畑の管理から製造法までこだわり抜き、香り・甘み・渋みのバランスを極めた上質なお茶へと仕上げている。

 

・『MUSCA TEA』は、ムスカが8月24日よりスタートしているクラウドファンディングページにて、リターン品として追加されている。

LoveTechポイント

地球に優しく、サステナブルな環境と仕組みの構築を目指す2社による、なんともLoveTechなお茶の誕生です。

昨年取材したイチゴ農家(遊士屋)との取り組みを始め、このような実証実験が今後ますます増えていくことを期待したいと思います。

編集部コメント

バイオテクノロジー企業の株式会社ムスカが、「お茶で対立のない優しい世界をつくる」ことを理念に掲げる株式会社TeaRoomと業務連携し、独自に生産するムスカ有機肥料を使った生産実証実験の実施と、収穫された茶葉による『MUSCA TEA』の先行販売を開始した。

 

ムスカといえばLoveTech Mediaではおなじみ、生ゴミや畜産糞尿、食品残渣といった有機廃棄物を、1週間足らずで100%飼料と肥料に変えるという、独自の循環システム(バイオマスリサイクル)構築に向けた技術を持つ昆虫テクノロジー・スタートアップ(関連記事一覧はこちら)。

 

8月には熊本県菊池市との実証実験を発表するなど、昆虫技術の社会実装に向けた取り組みを加速させている企業だ。

 

一方でTeaRoomは、茶道流派の一つ・裏千家での茶歴が14年を超える 岩本涼氏が率いるお茶スタートアップ。 茶の湯と日本茶の融合をテーマに、静岡県大河内(現在の静岡市葵区北部、安倍川中流域)の工場を事業承継する形で、お茶の新しい付加価値創造に注力をしている新進気鋭のベンチャーである。

 

こちらもつい先日の8月に、日本で最初の小規模蒸留所「辰巳蒸留所」と共同で、日本茶の“生葉”を使ったクラフトジン「First Essence Tea Leaf Gin」を発表しており、お茶という概念のルネッサンスに向けて着々と歩を進めている。

 

なんとも熱い2社のコラボレーションというわけだ。

 

今回の連携テーマは「循環型農業」。

 

昨年の秋からスタートした両社による実証実験では、今年5月に初の収穫作業が行われ、今回発表された『MUSCA TEA』として昇華。“自然が循環するチカラ”を最大限利用して、持続可能な共創社会の創出を目指し、また並行して行われているクラウドファンディングプロジェクトを通じて問題意識の啓発を進めるという、2段構えの取り組みとなっている。

 

具体的には、静岡県大河内でTeaRoomが育てている在来品種に対して、地作り及び減農薬栽培に対してこだわりを持って開発された豚糞由来のムスカ有機肥料を、農業資材として活用。畑の管理から製造法までこだわり抜き、香り・甘み・渋みのバランスを極めた上質なお茶へと仕上げているという。

 

業務連携を発表した9月10日には、両社代表取締役によるオンライン・トークセッションも開催され、今回のプロジェクトへの意気込みが語られた。

9月10日開催、オンラインイベントの様子。写真左:流郷綾乃氏(株式会社ムスカ 代表取締役CEO)、写真右:岩本涼氏(株式会社TeaRoom 代表取締役)

 

TeaRoom岩本氏:「今回の業務連携については、ムスカが進める “循環する仕組み” が素晴らしいと思って共感したのがきっかけです。

人間が食べたものがちゃんと自然にかえって、循環するところがいいなと感じています。

現在、特に日本茶の生産においては、地球に優しく、サステイナブルな生産環境はいまだ整っておらず、その整備が急務であると考えておりました。

自然が最も緩やかに循環している状態のまま、循環型の未来に向けて、生産面からの取り組みを行っていきたいと考えております。

 

かつて私が岩本氏とお話した際、「お茶は概念です」と言われたのが非常に印象的だった。

 

通常私たちが「お茶」と聞くと、麦茶や日本茶などを一般常識として想像するが、岩本氏の頭にあるお茶という概念はそれにとどまらず、より広い「スパイスとハーブの抽出物」であると言う。つまり、お茶から喫茶文化を抽出した時に、実は世界のどこにでも喫茶文化があるからこそ、同氏はコーヒーやペプシもお茶だと認識しているわけだ。

 

その上で、「必ず肯定してくれる場所」および「肯定する心持ちを作るための余白」として、お茶文化を捉えていると言う。

 

なんとも味わい深い考え方である。

 

そんなTeaRoomとムスカによる味わい深い一品は、ムスカが8月24日よりスタートしているクラウドファンディングページにて、リターン品として追加されている。

サステナブルな思想と環境で育てられた「MUSCA TEA」。

 

自身のお茶の概念を“ルネッサンス”(ポジティブに再構築)したい方は、リターン品として支援してみてはいかがでしょう。

 

以下、リリース内容となります。

長岡武司

LoveTech Media編集長。映像制作会社・国産ERPパッケージのコンサルタント・婚活コンサルタント/澤口珠子のマネジメント責任者を経て、2018年1...

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