生産者と消費者による、課題解決型の食コミュニティ。食べチョクが「一次産業みらいラボ」を設立

食/地域/環境

記事の要点

・「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンが、生産と消費双方が交わるオンラインコミュニティ「一次産業みらいラボ」を設立。

 

・生産者や食べチョクスタッフとの共同企画や、メンバー限定の交流イベントや食事会に参加できるほか、食べチョク代表の秋元氏やスタッフからサービスの開発状況なども届き、スタートアップのリアルな現状を知ることができる。

 

・参加については、「Clubhouse」の農家漁師の井戸端会議「#食べチョクハウス」で毎日配信を聞くことができる無料の「サポーター」と、Facebookグループで生産者さんと消費者・食べチョクスタッフが集い、商品やキャンペーン、イベントなどの様々な共同企画を行う月額398円の「メンバー」がある。

LoveTechポイント

課題解決のための大前提は、相手のことをしっかりと知るということ。人間の想像力には限界があるため、相手のことを知るには、対話できる場が必要となります。

コロナ禍におけるニーズの高まりで、世の中での認知が一気に高まっている食べチョクだからこそ、よりポジティブな対話ができるLoveTechなコミュニティになると感じました。

編集部コメント

「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンが、一般(消費者)の方でも主体的に企画に参加できるオンラインコミュニティ「一次産業みらいラボ」を設立した。

 

食べチョクと言えば、消費者が生産者とつながり、野菜・果物をはじめ、米・⾁・⿂・飲料といった⾷材全般と、花き類を直接購入できるオンライン直売所サービス。2021年2⽉には登録⽣産者数3,700軒を突破しており、今もっとも勢いのあるフードテックサービスと言って良いだろう。

 

そんな食べチョクが感じていたのは、1社でできることの限界だったという。

 

予測不能な自然災害や高齢化をはじめ、様々な問題が山積する一次産業の活性化は喫緊の課題であるが、生産者と消費者が交わる機会はほとんどない。そして、この大きな課題に立ち向かうには、民間企業1社はあまりにもリソース不足であると。

 

そんな状況を打破すべく、これまでなかったような生産と消費双方が交わるコミュニティとして同社が立ち上げたのが、「一次産業みらいラボ」だったという。

 

「一次産業みらいラボ」に関わると、まず生産者と食べチョクスタッフとの共同企画に参加でき、ここで商品やキャンペーン、イベントの企画を通して、一次産業の課題解決に貢献することができる。

 

また、同社代表の秋元里奈氏および食べチョクスタッフからコミュニティ限定のお知らせが届き、食べチョクの開発情報や、スタートアップのリアルな現場の状況をしることもできる。

 

さらに、メンバー限定の交流イベントや食事会で、食べチョクスタッフや他コミュニティメンバーとの交流もmできる。定期的に食べチョクで使えるクーポンが届くのも魅力の一つである。

 

「一次産業みらいラボ」への関わり方は、無料の「サポーター」と月額398円の「メンバー」がある。

 

「サポーター」の関わり方は、昨今で話題となっている音声SNS「Clubhouse」を通じてとなる。同社では、農家漁師の井戸端会議「#食べチョクハウス」を毎日配信しており、それを聞くだけでも楽しいのだが、こちらの会話がTwitter投稿と連動しながら進んでいるため、Twitter投稿をすることで直接関わることができる仕組みとなっている。

 

また、より深く関わりたい人は、「メンバー」に申し込むことでFacebookグループに参加ができ、そこで生産者と消費者・食べチョクスタッフでキャンペーン、イベントなどの様々な共同企画を行うことになるという。メンバーのもとには食べチョクの限定情報が届き、月額代金の398円は企画の運営費用となる。

 

食事は誰もが日々行うものだが、今食べている野菜が誰がどのように育てたか、知る手段はあまりない。食材が食卓に並ぶまでの過程を知ることができたら、普段の食事や、食事中の会話も少し変わるかもしれないだろう。

 

生産者はもとより、一次産業に興味がある人や生産者に貢献したい人、やりたいことを見つけたい、スタートアップについて知りたいという人は、ぜひ「一次産業みらいラボ」に参加してみてはいかがでしょう。

 

詳細・参加方法

https://www.tabechoku.com/slp/community

 

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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