LoveTech Media編集部コメント
超高齢化社会が進む日本において、これまで以上に「予後のリハビリテーションニーズ」の高まりを受けている医療介護の現場。
国内身体障害者数約436万人のうちの実に74%が65歳以上とされており、また脳卒中を含む脳血管疾患の治療および経過観察で通院している患者数だけでも約117万人と推計されていることから、効率のよいリハビリプログラムと、患者それぞれの生活の質(QOL:Quality of Life)を中心にした取り組みが求められている。
そんな社会背景から、「より継続できるトレーニング」をコンセプトにしたリハビリテーション支援を提供すべく開発が進められているのが、施設向けVRトレーニングソリューション「RehaVR」である。
「RehaVR」は、一体型VRヘッドセットと小型フィットネスバイクを使い、ヘッドセットに投影されるVRコンテンツにバイクのペダルが連動してトレーニングを行うことができる。楽しみながらのトレーニングが可能とのことだ。
今回、RehaVR開発を進めるsilvereye株式会社がTIS株式会社のCVC出資を受けたことで、より製品開発および展開を加速化させるとのこと。
社会復帰を果たす上で重要な役割を持つリハビリにおける”効率性”と”継続性”を高めるべく、RehaVRのリリースが待ち望まれる。
以下、リリース内容となります。
リリース概要
silvereye株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:汲田 宏司、以下 silvereye)は、TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下 TIS)のベンチャー企業への投資を行う「コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)」からの出資により、開発を進めているVRを使ったリハビリテーション支援ソリューション『RehaVR』の展開を加速化いたします。
本事業の背景
平成27年に実施された障害者への生活実態調査からの推計によると、身体障害者は全国で約436万人*1。そのうちの74%が65歳以上とされ、超高齢化社会が進む日本においてその数は増加傾向にあります。また、平成26年の患者調査によると、脳卒中を含む脳血管疾患の治療および経過観察で通院している患者数だけでも約117万人と推計されています*2。これまで以上に予後のリハビリテーションニーズの高まりを受けている医療介護の現場では、効率のよいリハビリプログラムとともに、患者それぞれの生活の質(QOL:Quality of Life)を中心にした取り組みが求められています。
これを受け、私たちはVRプラットホームの提供とVR/AR開発案件のノウハウを元に、「より継続できるトレーニング」をコンセプトにしたリハビリテーション支援を提供すべく準備を進めており、今回の出資により施設向けVRトレーニングソリューション「RehaVR」の開発を加速化いたします。
※1 厚生労働省「平成28年 生活のしづらさなどに関する調査(全国在宅障害児・者等実態調査)」
※2 厚生労働省「平成26年 患者調査」
RehaVRについて
「RehaVR」は、一体型VRヘッドセットと小型フィットネスバイクを使い、ヘッドセットに投影されるVRコンテンツにバイクのペダルが連動してトレーニングを行えるソリューションです。「RehaVR」の楽しみながら継続的にトレーニングができる特長を活かし、学校法人 青葉学園が運営する東京医療保健大学 医療情報学科の今泉一哉教授と共同にて基礎研究を進めながら、回復期リハビリテーション施設やリハビリ型デイケア施設、フィットネスジムなどで実証実験が進められています。
サービス概要
●サービス名:RehaVR
●対象:回復期リハビリ施設、デイサービス、特定施設(有料老人ホーム等)、フィットネスジム
●サービス詳細:VRトレーニングソリューションの下記レンタルおよびサポート
・VRヘッドマウントディスプレイ
・ヘッドマウントディスプレイ専用コンテンツプラットホーム
・コンテンツ管理アプリ(Androidタブレット)
・専用小型フィットネスバイク
【TIS株式会社について】
TISインテックグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/
【silvereye 会社概要】
アプリとクラウドが一体となったVR/ARプラットホーム「ev channel」を展開。イベントを中心にVRを使った様々なソリューションの提案と受託を行っています。IoT機器の相互通信(音声、GPS等)を活用したアプリケーション開発や、VR/ARモバイルアプリの開発を行っています。
※「ev channel」はPCやモバイル端末(Oculus GO、Android、iOSを含む)の各種VR/ARに対応したコンテンツプラットホームです。高品質の映像、音楽、ゲームコンテンツの品質を最大限生かす画面構成とVRビューワー、サーバー運用を消費者向け、法人利用を問わずご提供します。