LoveTech Media編集部コメント
心電情報を活用したストレス計測サービス「SQ-bar」をご存知だろうか。
握るだけで簡単に、左手→心臓→右手【第 I 誘導】による心電情報を計測でき、さらにこの心電情報を活用したストレス計測を行い、同時に自身のストレスや自律神経のバランスを可視化し、チェックすることのできるヘルスケア機器である。
ストレスチェック機能には3つのアルゴリズムを採用しており、特性の異なる3アルゴリズムを並行活用することで偏りをなくし、高精度な解析を実現している。
引用:https://simplex-q.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/SQBAR.pdf
元の心電波形が正確でないとストレス度合いもわからないため、計測するための電極板、その電気信号を増幅しきれいな波形に整形する回路基板、そしてその波形からリアルタイムで計測する技術など、ハード・ソフト・ネットワーク管理までを全て自社で開発しているワンストッププロダクトだというから驚きだ。
今回、このSQ-barを提供するSIMPLEX QUANTUM株式会社が、新たに心電計測サービス「心電StiQ(読み方:しんでんすてぃっく)」にて医療機器認証を2019年7月22日付で取得したことを発表した。
そもそもの前提知識として、医療機器の製造販売をしようとする者は、薬機法(旧薬事法)において厚生労働大臣の承認を受けなければならず、医療機器製造販売業者は医療機器の品目ごとに承認や認証の取得又は届出が必要とされている。
ちなみに、医療機器とは、薬機法第2条第4項において以下のように定義されている。
「人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等(再生医療等製品を除く。)であって、政令で定めるものをいう。」 |
「心電StiQ」は、ヘルスケアプロダクトのSQ-barをほぼ踏襲する形で、医療機器認証させるものとしてリブランドされたプロダクト。
ハードのペアリング先が医療機器レベルのものに限定されるなどの細かい仕様の差はあるが、機能の多くはSQ-barと同一となっている。
第 I 誘導による心電情報の計測およびストレス状態のチェックが、厚生労働省が定めた基準に適合していると第三者機関に認められたことになるわけだ。
これにより今後、多くの臨床現場において、心電StiQを通じた同社の技術が活用されるようになることだろう。
特に医療従事者の方は、今回発表された心電StiQを要チェックである。
以下、リリース内容となります。