記事の要点
・子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決を目的に株式会社ミクシィが設立(2020年4月13日)した「みてね基金」について、【第一期1回目】の助成先24団体が決定し、総額148,781,918円の支援を行うことが発表。
・「みてね」としては、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアでも14団体に対して4月24日に100万ドルの寄付を実施しており、今回の支援により、寄付総額は約2.5億円(256,281,891円)となった。。
・第一期1回目の公募では、対象を「新型コロナウイルスの影響で困りごとを抱える家庭を支援する活動を行う団体」に絞り、また公募期間もわずか2週間だったにも関わらず、全国各地より様々な団体等の応募があった。
LoveTechポイント
家族アルバム「みてね」は、ユーザー数が2020年4月時点で700万人を突破しており、また2020年2月と4月を比較すると写真や動画の共有による家族の会話量が2倍強になるなど、家族を軸とする“メディア”プラットフォームとして、非常に活発に機能しています。
資金的な援助のみならず、支援先の認知向上にも大きく貢献する点が、LoveTechな取り組みだと感じます。
編集部コメント
2020年4月13日に子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決を目的に株式会社ミクシィが設立した「みてね基金」について、この度【第一期1回目】の助成先24団体が決定し、総額148,781,918円の支援を行うことが同社より発表された。
こちらの基金は、同社が提供する写真・動画共有アプリ「みてね」の事業責任者である取締役会長・笠原健治氏が、個人として10億円を活動資金として提供するほか、団体の活動内容を「みてね」ユーザーに紹介することで、社会課題そのものや、団体とその取り組みの認知向上にも貢献していく助成活動である。
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運営にあたっては、社会的な課題に取り組むリーダーや団体を数多く支援してきた実績のあるNPO法人ETIC.も協力。第一期1回目の公募では、対象を「新型コロナウイルスの影響で困りごとを抱える家庭を支援する活動を行う団体」に絞り、また公募期間もわずか2週間だったにも関わらず、全国各地より様々な団体等の応募があったという。
今回はその中から、課題の緊急性、事業の適切性、予算の妥当性、事業の実現可能性といった観点から選考し、当初計画していた10〜15団体の想定を超える形で、24団体への支援が決定したとのことだ。
同じく、5月15日に応募を締め切った【第一期2回目】の公募についても、全国からの優れた支援活動提案が、1回目よりもさらに多くあったようで、助成採択団体数も今回の発表数を超える規模になる見通しだという。
1回目採択団体は以下の通り。金銭的な支援のみならず、団体活動の認知向上も大きな目的の一つなので、興味のある領域や団体については、ぜひホームページなどをチェックしていただきたい。
〇難病・障がいを抱える子どもやその家族に対する支援
認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワーク
・URL:http://www.goldribbon.jp
・助成プロジェクト:ゴールドリボン・ネットワーク小児がん交通費等補助金制度
・助成額:10,000,000円
社会福祉法人むそう
・URL:http://musou.or.jp
・助成プロジェクト:医療的ケア児の在宅療育開発プロジェクト
・助成額:10,000,000円
特定非営利活動法人ADDS
・URL:http://www.adds.or.jp
・助成プロジェクト:発達障害児と保護者の為の駈込み発達相談プラットフォームの構築
・助成額:9,198,400円
特定非営利活動法人Being ALIVE Japan
・URL:https://www.beingalivejapan.org
・助成プロジェクト:長期療養児とアスリートが交流できるオンライン事業
・助成額:5,672,060円
〇教育格差による不利益を受ける子どもを対象とした支援
特定非営利活動法人あっとすくーる
・URL:https://atto-school.com
・助成プロジェクト:ひとり親家庭の子どもの学びを支え、孤立を防ぐ学習塾事業
・助成額:5,000,000円
特定非営利活動法人サンカクシャ
・URL:https://sankakusha.or.jp
・助成プロジェクト:義務教育終了後の若者のオンラインでの居場所作りと職業訓練事業
・助成額:4,000,000円
一般社団法人慈有塾
・URL:http://jiyujuku.net
・助成プロジェクト:新型コロナウイルス流行下・後での無料学習支援・食品配布事業
・助成額:1,000,000円
特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクール
・URL:https://npoafterschool.org
・助成プロジェクト:全国一斉休校対策 アフタースクール事業
・助成額:3,290,000円
特定非営利活動法人Learning for All
・URL:https://learningforall.or.jp
・助成プロジェクト:関東における困難を抱える子ども・世帯への学習・生活の緊急支援
・助成額:9,695,648円
〇経済的な貧困により不利益を受ける子どもを対象とした支援
特定非営利活動法人アスイク
・URL:https://asuiku.org
・助成プロジェクト:ひとり親家庭などへの緊急食糧支援×見守りプロジェクト
・助成額:10,000,000円
特定非営利活動法人えがおプロジェクト
・URL:http://egao-project.org
・助成プロジェクト:新型コロナウィルス影響下でのひとり親家庭への総合的支援
・助成額:4,400,000円
特定非営利活動法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ
・URL:https://www.single-mama.com
・助成プロジェクト:ひとり親家庭を応援する食料提供と学習環境整備
・助成額:10,000,000円
一般社団法人東京子ども子育て応援団
・URL:https://cfs.tokyo
・助成プロジェクト:コロナウイルス環境下で生活困窮する子育て家庭向け食品宅配事業
・助成額:8,408,810円
一般社団法人ハートフルファミリー
・URL:https://www.hf-f.com
・助成プロジェクト:貧困層の多いシングルファミリー世帯へ食料、物資の定期配送
・助成額:5,347,000円
一般社団法人ビクトリーチャーチ
・URL:https://www.okinawakodomonohiroba.com
・助成プロジェクト:ひとり親世帯へのお弁当宅配と持続的な食の提供連携の構築
・助成額:7,000,000円
認定NPO法人フローレンス
・URL:https://florence.or.jp
・助成プロジェクト:持病や低所得等でリスクの高い子育て家庭に「緊急こども宅食」を
・助成額:9,720,000円
認定NPO法人CPAO
・URL:https://cpao0524.org
・助成プロジェクト:ピアサポートによる家事・育児サービスの子育ちの社会化事業
・助成額:3,000,000円
〇出産を願う夫婦を対象とした不妊治療や妊活、妊娠中、産後の支援
産前産後ケアはぐ
・URL:https://peraichi.com/landing_pages/view/hagu
・助成プロジェクト:子どもたちの健やかな成長を守る!!妊娠中から取り組む虐待予防
・助成額:1,500,000円
じょさんしonline
・URL:https://josanshi-cafe.com
・助成プロジェクト:助産師による全世界の方への日本語のオンライン両親学級と相談会
・助成額:4,000,000円
一般社団法人助産婦石村
・URL:http://www.josanpu-ishimura.jp
・助成プロジェクト:産後の困りごとを解決する、産後訪問ケアプロジェクト
・助成額:300,000円
一般社団法人ヘルスサポーターズイノベーション
・URL:https://www.pocoabocco.jp
・助成プロジェクト:オンラインで途切れることなく産前産後ケアを届ける事業
・助成額:9,900,000円
〇虐待の予防および被害者・加害者の支援
特定非営利活動法人ウィーズ
・URL:http://we-ed-s.com
・助成プロジェクト:虐待防止のためのシングルマザーLINE相談事業
・助成額:5,000,000円
特定非営利活動法人MCサポートセンター
・URL:http://micmie.jp
・助成プロジェクト:密室のママ&パパへ~専門職によるオンライン相談・講座~
・助成額:2,350,000円
認定NPO法人3keys
・URL:https://3keys.jp
・助成プロジェクト:虐待、性被害等に苦しむ子どもへの情報提供と支援機関への橋渡し
・助成額:10,000,000円
なお、「みてね」としては、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアでも14団体に対して4月24日に100万ドルの寄付を実施しており、今回の支援により、寄付総額は256,281,891円となった(※)。
※1ドルを107.50円(2020年4月24日時点の為替レート)として換算
以下、リリース内容となります。