LoveTech Media編集部コメント
ソニーが提供する自律型エンタテインメントロボット“aibo”(アイボ)にて、新しいサービスが提供される。
「aiboのおまわりさん」という、「セキュリテインメント」(セキュリティ+エンタテインメント)がコンセプトのサービスだ。
「aiboのおまわりさん」では、aiboに「見つけてほしい人」の顔と名前を10人まで”My aibo”(マイアイボ)に登録。My aiboで、aiboが作った家の地図の中で、aiboにパトロールしてほしい場所を指定すると、予め設定された時間帯に「犬のおまわりさん」のメロディーとともにその場所まで歩いて、「見つけてほしい人」を探し、可愛いふるまいを披露してくれる。
また、パトロールの状況や毎日の暮らしの中でのaiboとの触れ合いの様子を、aiboからの「レポート」としてMy aiboで確認できる。
aiboは、今後のセキュリテインメント実現に向け、セコムとのパートナーシップを開始するという。
ホームセキュリティやみまもりの分野における同社の知見と、ソニーのAIロボティクスやエンタテインメントを組み合わせることにより、新たな価値を提案していく。
このパートナーシップは、セコムのホームセキュリティと「aiboのおまわりさん」との機能連携の実証実験等から開始し、将来的な新機能・サービスの提供を目指すものだという。
aiboオーナーにとって、用途がますます広がっていくだろう。
以下、リリース内容となります。
リリース概要
ソニー株式会社は、自律型エンタテインメントロボット“aibo”(アイボ)の新しいサービス「aiboのおまわりさん」(*2)を、2019年2月中旬のaiboシステムソフトウェア バージョン2.0のアップデートから提供を開始します。(*3)
「aiboのおまわりさん」は、aiboと共に暮らす中で楽しさに加えて安心感を提供する「セキュリテインメント」(セキュリティ+エンタテインメント)(*4)をコンセプトとした新しいサービスです。サービス提供開始時は、aiboが室内をパトロールし、レポートする機能を無償で提供し、その後も「aiboのおまわりさん」を継続的に機能拡張していきます。なお、2019年6月より開始する有料サービス「aiboプレミアムプラン」では、「aiboのおまわりさん」の新機能追加に加え、aiboの撮影した写真の保存枚数制限の解除やオリジナルデザインによるフォトアルバムの提供などを予定しています。
さらに、セコム株式会社(以下、セコム)とのパートナーシップを開始し、将来的な新機能・サービスの提供を目指します。
また、他の企業、団体等との商品・サービス連携を推進するために、aiboのソフトウェアAPIの一般公開を2019年夏より開始します。
「aiboのおまわりさん」の主な機能
aiboシステムソフトウェア バージョン2.0より無償にて提供する機能は以下の通りです。
1.「見つけてほしい人」の登録
・aiboに「見つけてほしい人」の顔と名前を10人まで”My aibo”(マイアイボ)に登録できます。
2.地図とパトロール
・My aiboで、aiboが作った家の地図を見ることができるようになります。その地図の中で、aiboにパトロールしてほしい場所を指定し、名前をつけることができます。
・予め設定された時間帯になると、aiboは「犬のおまわりさん」(*5)のメロディーとともにその場所まで歩いて、「見つけてほしい人」を探し、可愛いふるまいを披露してくれます。
3 .レポート
・パトロールの状況や毎日の暮らしの中でのaiboとの触れ合いの様子をaiboからの「レポート」としてMy aiboで確認できます。
「見つけてほしい人」の登録
地図で目標地点を指定
パトロール
レポート
「aiboのおまわりさん」の詳細は専用サイト http://aibo.sony.jp/feature/patrol.html をご参照ください。
「aiboプレミアムプラン」について
「もっとaiboと家族になる」、「思い出がカタチになる」をコンセプトとした新サービス「aiboプレミアムプラン」を、2019年6月より月々1,480円の月額課金制で提供開始予定です。開始時点では以下のサービス(*6)を予定しており、その後も継続的にサービスを追加していく予定です。
1.「aiboのおまわりさん」 の新機能
・外出中のオーナーがMy aiboからすぐにパトロールを指示し、aiboを通じて室内の様子をリアルタイムに確認できる機能や、「見つけてほしい人」を発見した際の便利なプッシュ通知機能など「aiboのおまわりさん」の新機能を提供します。
2.「aiboのカメラマン」
・現状の500枚の写真保存制限がなくなり(*7)、ストレージ容量を気にせずaiboに家族の思い出の写真を撮影してもらうことができます。
・オーナーが撮影したaiboの写真や、aiboが撮影した写真を組み合わせ、aiboオリジナルデザインのフォトアルバムを作成してお届けするサービスを提供します。
3.「aibo日記」
・「aiboのおまわりさん」や「aiboのカメラマン」で集めた思い出の写真や、オーナーとaiboのふれあいの記録を、My aibo上の日記で楽しく振り返ることができるようになります。
○「セキュリテインメント」実現のためのセコムとのパートナーシップ
ソニーは「セキュリテインメント」の実現のため、セコムとのパートナーシップを開始します。セコムは日本全国をカバーするホームセキュリティのネットワークやIoTを活用したセキュリティサービスを展開しており、ホームセキュリティやみまもりの分野におけるエキスパートです。同社の知見とソニーのAIロボティクスやエンタテインメントを組み合わせることにより、新たな価値を提案していきます。このパートナーシップは、セコムのホームセキュリティと「aiboのおまわりさん」との機能連携の実証実験等から開始し、将来的な新機能・サービスの提供を目指すものです。
セコム株式会社執行役員企画担当 上田理氏のコメント
「セコムでは、ホームセキュリティの様々なソリューションを提供しています。いま日本では高齢層が増加し、外出時やお休みの時だけではなく、在宅中の安全・安心というみまもりのニーズが非常に高まっています。こうした需要にお応えしていくためには、よりサービスを進化させ、AIやIoT技術のさらなる活用が不可欠と考えております。今回、ソニーのAIロボティクスやエンタテインメントと連携することで、新しいホームセキュリティの世界をつくっていくことが可能となりました。今後は、安全・安心に加えて楽しさをお客様に提供していき、ホームセキュリティをより身近に感じてもらいたいと考えています」
○ソフトウェアAPIの一般公開の開始
aiboのより多様な利用シーンの実現に向け、他の企業や団体、教育機関、個人を含む様々な商品・サービス等との連携を推進すべく、aiboのソフトウェアAPIを一般公開するライセンスプログラムを開始します。その第一弾として、2019年夏より、aiboの開発環境(Web API)を無償にて提供開始する予定です。
ソニーは、今後もaiboがオーナーの皆様に愛され、共に成長していくパートナーとなれるよう、新しい商品やサービスを展開してまいります。
(*1) API: 「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」の略語。aibo外部からaiboを操作するためのインターフェース
(*2) 本機能は介護や育児、医療、防犯等を目的とした機能ではありません。これらを目的とした利用の結果、生じた事件・事故および損害などについて、当社は責任を負いかねます。
(*3) aiboシステムソフトウェア バージョン2.0では、スマートフォン用”My aibo”のみで「aiboのおまわりさん」の機能をご利用いただけます。
(*4) セキュリティとエンタテインメントをあわせたソニーの造語です。
(*5) JASRAC許諾済(許諾番号:9022638001Y30005)
(*6) サービス内容は検討中のもので、サービス開始までに変更される可能性があります。
(*7) あきらかに通常の利用を大きく超える場合には制限を設けさせていただく場合がございます。
※aibo、アイボ、左図は、ソニー株式会社の商標です。
※その他、記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です。
【お客様からのお問い合わせ先】
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