LoveTech Media編集部コメント
日本ではペットの家族化が進む一方、大量繁殖や飼育放棄によって年間4.3万匹もの犬猫が殺処分されている。
これは単純計算で1日におよそ118匹が殺処分されていることを意味する。
※出典元:環境省自然環境局「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」平成30年12月データ
この問題を解決するには、業界の健全化や飼い方の適正化が重要であるとともに、迎え方を見直すことも必要である。
そこで開発されたのが、2016年12月にリリースされたマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)。
犬や猫を飼いたいと思っている人が一覧で閲覧したり、検索したりして自分に合った犬猫を探すことができる。
OMUSUBIトップページの一覧画面例(2019.8.22時点の画面情報)
飼いたいと思った犬猫が見つかれば保護団体に申請を出し、団体は申請者のプロフィールを確認して新しい飼い主となる候補者を決定する。
その後は団体ごとに異なるが、譲渡会での面談や実際に候補者の自宅で仮飼養してもらうトライアル期間を経て、正式に譲渡が決まるという流れだ。
現在、約80団体が登録し、これまでに185匹の保護犬・保護猫がOMUSUBIを通して新しい家族と結ばれている。
そんなOMUSUBIがこの度新たに、保護犬猫とユーザーの相性度診断が行える新機能をリリースした。
この「相性度診断」は、OMUSUBIに掲載されている保護犬猫とユーザーの相性度を表示する機能であり、ユーザーが「休日の過ごし方」や「どんな性格の子と暮らしたいか」など6つの質問に答えることで、自分自身では気づかない潜在的に相性の良い保護犬猫を発見することができるという。
- 見た目の好みによらず、すべての保護犬猫に出逢いのチャンスを増やす
- 迎えたい人に新たな発見・気づきを与える
- ミスマッチによる不幸な飼育放棄をなくす
このような課題解決を目指した新機能と言える。
これからのマッチングサービスのキモの一つは、好み以外の領域に価値観を広げることと言えるだろう。
これは、マッチングサービスの代表領域である恋愛・婚活分野でも、積極的に研究されていることだ。
これからわんちゃんやねこちゃんと一緒に生活したい、と思われている方は、思いがけない保護犬猫との出会いに繋がるかもしれないOMUSUBIをぜひ活用していただきたい。
チュートリアルの徳井氏も、本機能を非常に評価しているようだ。
以下、リリース内容となります。