これからはスピードマッチングの時代
QooNの主要機能をご紹介いただいた中で、改めて、今後のマッチング・デーティング市場について宮本氏にお話を伺った。
--これからはデーティングサービスの時代、とおっしゃっていましたが、具体的にどのようなニーズが出てくると思われますか?
宮本氏:まさにQtodayで実現するような、”スピードマッチング”が主流になってくると思います。これまでのデーティングサービスでは、相手を検索したりプロフィールカードをめくっていくこと自体を楽しんでいたり、いいねが増えることで自己承認欲求が満たされたりなど、実際に会うという以外での使われ方・楽しみ方がなされている、というデータがあります。ここからは、改めて「出会いに直結するマッチング」という観点で、このスピードマッチングが望まれてくると考えています。
--スピードマッチングという概念も新しいですね。
宮本氏:実は日本に昔からある、いわゆる”出会い系”のサービスは、スピードマッチングがメインの機能なんですよ。今も昔も、「今日会える人」を探すことが主要な目的として使われていました。でも出会い系の場合は、安心安全への対応が疎かなので、それこそ犯罪やパパ活などの温床になっていました。
QooNは、安全安心な運営体制の元で改めてホワイトな形で出したいという、チャレンジでもあります。
--そうなのですね!そうなると、もともと男性にはニーズがある機能なんですね。
宮本氏:そうですね。「今日会える文化」を、今度はQooNを通じて女性の方々にも浸透していってもらいたいな、と思っています。
QooNが日本で一番使われるデーティングアプリを目指して、頑張って参ります!
編集後記
今年の3月にオフィス移転をされた株式会社ネットマーケティング様。非常に洗練されたオシャレオフィスで、映画『マイ・インターン』(主演:ロバート・デ・ニーロ)のような雰囲気を感じさせます。
そんな中で実施された本取材では、男女の出会いについての新しい潮流を伺うことができました。マッチング→メッセージ→デートという流れから、マッチング→デートという、より「実際に会いたい」方々のニーズに優しい時代になりそうです。
リリースされたばかりのQooN。今後の展開に大いに注目しております!
ありがとうございました。
柿田さんを囲うQooNチームの皆さま
本記事のインタビュイー
宮本邦久(みやもとくにひさ)
株式会社ネットマーケティング 代表取締役社長
1998年慶応義塾大学総合政策部(SFC)卒業後、日商岩井株式会社(現、双日株式会社)へ入社。
その後2000年、同社の旧情報産業本部が分社独立したベンチャーキャピタル(ITX株式会社)へ転籍。
海外ベンチャー企業への投資検討、同社投資先ベンチャー企業各社でのコンテンツ企画、事業提携を担当。
2003年、同社投資先のインターネット広告会社へ出向中、アフィリエイト広告事業の立ち上げ責任者に従事。
退職後、2004年7月株式会社ネットマーケティング設立。現在に至る。
柿田明彦(かきだあきひこ)
株式会社ネットマーケティング 執行役員 メディア事業本部本部長
東京都立大学卒業後、3年間の自由人を経て、2001年に株式会社アドウェブに入社し、3年後の2004年に取締役として株式会社エスツーソフトの立ち上げに参画。
その後、2012年12月、株式会社ネットマーケティングに入社し、システム開発本部長、メディア事業本部長を歴任。メディア事業の新サービス「QooN」でもサービス責任者として全体の統括を行っている。