睡眠時無呼吸症候群における病院受診率向上目指し、iCAREとフィリップスが協業合意

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LoveTech Media編集部コメント

睡眠中に呼吸が止まる、もしくは浅く・弱くなり、それによってさまざまな日常生活に障害を引き起こす疾患「睡眠時無呼吸症候群(SAS:サス)」。

 

SASの病態で最も多いのは、上気道(空気の通り道)が塞がるまたは部分的に狭くなる事で起こる「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」であり、夜間に繰り返し起こる無呼吸により、夜中に目覚めることが多くなり、日中の眠気を増加させる。生活習慣病とも密接に関係していることから、放置すると生命の危険に及ぶこともあるという。

 

そんなSASの分野において、健康管理HRTechサービス「Carely」などを提供するiCare社と、1891年オランダ創業の老舗ヘルスケア・カンパニーであるフィリップス・レスピロニクス社が、病院受診率を向上する取り組みを共同で行うことで合意したという。

 

iCAREの既存契約企業に対して睡眠に関するアンケートの配信を行い、SASの疑いがある参加者に対して簡易検査を実施。簡易検査後SASの疑いがある方に、株式会社iCAREのメディカルスタッフが参加者に対してチャットでフォローをし、専門医療機関の紹介を行うという。

 

また、SAS以外の原因の方についても睡眠の質を高めるための睡眠スキルのアドバイスを実施し、従業員の睡眠課題の改善にコミットしたサービス提供を目指す。

 

SASなどの睡眠障害による経済損失は年間3.4兆円にも上ると言われており、組織全体の生産性の観点で非常に重大な課題である。

 

両社の得意領域を活かしたソリューション開発及び共同実証実験に期待したい。

 

以下、リリース内容となります。

リリース概要

 株式会社iCARE(所在地:東京都渋谷区、代表取締役 CEO:山田 洋太)と、フィリップス・レスピロニクス株式会社(所在地:東京都港区、職務執行者社長:堤 浩幸)は、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)の分野において、病院受診率を向上する取り組みを共同で行うことに合意しましたので、お知らせします。この合意に基づき、両社でソリューション開発及び、共同実証実験を順次開始します。

企業と従業員における睡眠時無呼吸症候群が引き起こす重大リスク

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの睡眠障害による経済損失は年間3.4兆円にも上ると言われています※1。これは、日中の眠気や集中力の低下などから作業効率が下がること、睡眠に問題を抱えている人は欠勤・遅刻・早退が増えがちであること、眠気から交通事故のリスクが高まることなどから推計されています。実際、SAS患者の交通事故発生率は一般ドライバーと比べて2.4倍にのぼるとされます。交通事故や労働災害のリスクを考えると、SASへの企業の取り組みは重要なリスクマネジメントの一つであり、組織全体の生産性の向上につながると考えられています。

 国土交通省ではSAS対策の必要性と活用について自動車運送業者におけるSAS対策マニュアルを策定しており※2、交通業界ではSASのスクリーニング検査を導入する企業も増えています。しかしながら、SASの簡易検査から病院受診までの一連のフローができておらず、受診率は低いことが課題となっています。

※1 2006年6月7日 日本大学医学部精神医学系 内山真教授 報道発表
※2 2015年8月28日 国土交通省自動車局安全政策課 「自動車運送事業者における睡眠時無呼吸症候群対策マニュアル ~SAS対策の必要性と活用~」について

フィリップスとiCAREが行う取り組み

 株式会社iCAREとフィリップス・レスピロニクス株式会社は従業員の睡眠課題における解決の実現のため、株式会社iCAREの既存契約企業に対して睡眠に関するアンケートの配信を行い、SASの疑いがある参加者に対して簡易検査を行う取り組みを開始しています。簡易検査後SASの疑いがある方には、株式会社iCAREのメディカルスタッフが参加者に対してチャットでフォローをし、専門医療機関の紹介を行います。また、SAS以外の原因の方についても睡眠の質を高めるための睡眠スキルのアドバイスを行います。こうした取り組みにより、SASの疑いがある人の病院受診の推奨を促し、従業員の睡眠課題の改善にコミットしたサービス提供を目指します。

睡眠時無呼吸症候群について

 睡眠時無呼吸症候群(SAS:サス)とは睡眠中に呼吸が止まる、または浅く・弱くなり、それによってさまざまな日常生活に障害を引き起こす疾患です。また、最近ではSASが循環器疾患との深い関わりがあることが明らかになってきています。

 SASの病態で最も多いのは、上気道(空気の通り道)が塞がるまたは部分的に狭くなる事で起こる閉塞性睡眠時無呼吸症候群です。夜間に繰り返し起こる無呼吸により、血液中の酸素が低下し、頻繁に中途覚醒が発生し身体に悪影響をおよぼすとともに睡眠を妨げ日中の眠気を増加させます。

フィリップスについて

 1891年オランダで創業し、ビジネスモデル変革と長い歴史の中で培った技術と知見を生かしながら、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」においてイノベーションを実現してきたヘルスケア・カンパニーです。フィリップス・ジャパン(旧フィリップスエレクトロニクスジャパン)は、超高齢者社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2017年10月1日より社名を変更し、ヘルステックカンパニーとして、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいます。今後、「病院」というプロフェッショナルな分野におけるフィリップスの先進医療機器と、パーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がり、デジタルプラットフォーム上でビッグデータが解析されることで、総合的な医療、リアルタイム分析、付加価値サービスが可能になります。これにより、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケアプロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供し、医療従事者の皆様、患者様だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指しています。

株式会社iCAREについて

 株式会社iCAREは、「働くひとと組織の健康を創る」をビジョンに掲げ、「カンパニーケアの常識を変える」をミッションとするイノベーター集団です。生活・企業インフラで必須となったインターネットを活用し、日本の労働者の予防インフラを作り上げ働くひとと組織の健康を創り、カンパニーケアの常識を変えることをミッションとしています。

会社名:株式会社iCARE
本社所在地:東京都渋谷区円山町10番18号マイキャッスル渋谷JP 203
設立:2011年6月
資本金:1億4,048万円
代表取締役CEO:山田 洋太
従業員数:36名(2019年01月時点)
事業内容:
インターネット、携帯情報端末等を利用した各種情報処理及び情報提供サービス業務
産業医による企業の健康管理指導受託業務
医師による企業のヘルスケア管理指導受託業務
人材紹介事業 (厚生労働省許可番号 13-ユ-306460)
労働者派遣事業(厚生労働省許可番号 派13 – 309227)
ホームページ:https://www.icare.jpn.com

 

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社iCARE
広報担当:高澤(たかざわ)
TEL: 03-6416-1904
E-mail: info@icare.jpn.com

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