LoveTech Media編集部コメント
採血時に血管を浮き上がらせる行為を駆血(くけつ)と言う。
この駆血にはこれまでゴムやベルトが駆血帯として用いられ、経験値に頼って行われてきており、その結果、痛みや内出血を引き起こすなど、患者は不要な負担を強いられることが多い。
この何世紀もの間イノベーションが起きていない「駆血帯」が、いよいよ電子化され、発売が開始されたという。
この電子駆血帯「マサキカフ®︎ モデル168A」は、上肢や下肢、年齢、安静、ショック時などによって異なり変化する”脈動派”を拾い続け、常に最適な駆血圧を把握することができる。
また、リモートスイッチが付いているため、在宅医療などで点滴をとったりする際に手元スイッチで圧力を緩められたり、サイドリリースバックルにより、留置針を刺したまま取り外しができるなど、便利な機能を備えている。
経験の少ない医療従事者のみならず、熟練した医療従事者にとっても利便性が高い製品となっており、日本、米国、欧州で特許を取得済み、中国でも特許申請中となる。
初年度販売予定台数は3,000台ということで、実はこの製品、昨年夏に量産化のためのクラウドファンディングが実施され、多くの支援の元に成功したものである。
経験の差が、提供する医療の差に繋がらない世界を目指したこの電子駆血帯。
駆血の当たり前になってほしいものだ。
以下、リリース内容となります。
先端医療機器を企画、開発及び販売する株式会社ドリームインポケット(東京都江東区青海2-7-4 the SOHO815、代表取締役社長:川﨑信也)は、上腕または下腿を自動加圧して駆血し、穿刺のため静脈を怒張させるために用いる電子機器として一般医療機器(クラスI)に2018年10月に届出済の電子駆血帯「マサキカフ®︎ モデル168A」を新発売しましたので、お知らせいたします。
医療の現場で頻繁に行われる医療行為として採血などがあります。その際の採血を行う際の穿刺においては患者様ごとの血圧にあわせた最適な駆血圧が必要となりますが、駆血帯は何世紀にも渡り現在に至るまでゴムバンドやベルト式のままで、施術者の経験値や感覚に頼っているのが現状です。駆血が適切に行われないために十分な怒張が得られず、血管が逃げたり、血管が潰れて後壁まで穿刺針が到達するなどの痛みや内出血を引き起こしたりなど、患者様への不要な負担を増加させることがあります。
この電子駆血帯「マサキカフ®︎ モデル168A」は、血管壁の拍動をチェックしながら最適な駆血圧まで加圧し保持する医療機器で、医療従事者の経験値に頼る必要がなくボタン一つで最適な駆血圧が得られるため、経験の少ない医療従事者でも血管を十分に張り出させ穿刺しやすくすることが期待できます。
また、リモートスイッチが付いているため、在宅医療などで点滴をとったりする際に手元スイッチで圧力を緩められたり、サイドリリースバックルにより、留置針を刺したまま取り外しができるなど、便利な機能を備えています。
従来のゴムバンドやベルト式の駆血帯と比べ幅の広いカフを採用していますので、加圧時の締め付け感が強くなく、医療従事者の手間を省くだけでなく、患者様にとっても優しい製品となっています。
本製品は日本、米国、欧州で特許を取得しており、中国にも特許申請中です。
電子駆血帯「マサキカフ®︎ モデル168A」の概要
製品名:マサキカフ®︎ モデル168A
一般名:電子駆血帯
類別:器56 採血又は輸血用器具
届出番号:11B1X10022000004
JMDN コード:71063001
希望小売価格:59,800円
発売日:2019年2月27日
出荷予定日:2019年3月
初年度販売予定台数:3,000台
■株式会社ドリームインポケットとは
株式会社ドリームインポケット(https://www.dreaminpocket.com)は、「日本から世界中の人々に安全と安心を届ける」をミッションに日本発の先端医療機器の企画・開発・販売と将来のIoTを見据えた情報システム事業を展開しております。
主なサービス
電子駆血帯の企画・開発・販売
医療関係者専用モバイルSFAシステム
職業安定法に基づく有料職業紹介事業
役員
代表取締役 川崎信也(インヴェンティヴヘルス社長、セジデム・デンドライト社長等歴任)
取締役 眞崎信行(医師、電子駆血帯の考案者)
社外取締役 宮田俊男(医師、外科専門医、医工連携の専門家)
以上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社ドリームインポケット 広報担当:佐竹
電話:03-5579-6175
FAX:03-5579-6175
メール:marketing@dreaminpocket.com