LoveTech Media編集部コメント
OECD加盟国と比較して睡眠時間が最も短い我が国では、近年、睡眠リテラシー向上に向けたSleepTech事業が多く展開されている。
SleepTech(スリープテック)とは、睡眠(Sleep)×テクノロジーの造語。
今回もまた新たに、睡眠からビジネスパーソンや国民全体の生活向上を目指すSleepTechスタートアップが誕生した。
エイジングケア化粧品や健康食品製造販売会社であるアンファー株式会社が設立した、株式会社ブレインスリープである。
しかも今回は、睡眠研究の第一人者であるスタンフォード大学睡眠生体リズム研究所(以下、SCN ラボ) 所長 西野精治氏が代表取締役を務めるという。
同社では、「睡眠革命で脱・睡眠負債」をキーワードに「最高の睡眠」を実現することで、人々に「最幸の人生」を送ってもらうことを目指している。
「睡眠負債」とは、日々の睡眠時間の短縮が気付かないうちに蓄積され、気が付けば借金のように首が回らなくなってしまうような状態のことを指し、この睡眠負債によって日中の集中力低下や精神状態の悪化、生活習慣病を含む様々な疾病リスクの増大など、多くの悪影響が及ぶことが分かっている。
上述のビジョン実現に向けて、最先端の睡眠医学と加速度的に進化するIT技術を用いて、主に3つの社会的問題に対して、睡眠革命を推進していくという。
- 睡眠不足、睡眠障害の蔓延による医療費の増加
- 企業の就業者の睡眠不足による労働生産性の低下
- 女性と子供に起こる深刻な睡眠負債
同社のホームページに行くと、一般的な企業情報やサービス説明以外に、睡眠に関する知識を学べるコンテンツも掲載されている。
https://brain-sleep.com/category/sleep-contents/
SCN ラボ所長が代表を務める会社ならではと言えるだろう。
そもそも睡眠は「後回し」にされるものではなく、食事と同等以上に重要で優先すべき行動であることの啓蒙含め、同社の今後のサービス展開に期待したい。
以下、リリース内容となります。