記事の要点
・子どもの疾患や障害別に商品が検索でき、当時者層だけでなく応援者がギフトを選ぶ際にも活用できる、病気や障がいのある子どもや家族のための特化型ECショッピングモール「チャーミングケアモール」が、2020年1月27日(月)より本格スタート。
・現在25以上の出品企業・団体が出品しており、病気や障害のある子ども・家族専門としては、国内最大級の規模。
・ケアを望む身体の部位別・年齢別に商品を探すことに加え、疾患や障害別の困りごとを絞り込むことも可能。子どもの外見ケア「チャーミングケア」関連商品を、それぞれのスペシャルケアが必要な子どもに合わせたトータルコーディネートで探せるように機能実装されている。
LoveTechポイント
大人だけでなく子どもにとっても、外見や身だしなみへのケアは大切であり、単なるECサイトではなくその啓蒙・普及を目指している点が、LoveTechだと感じます。
「チャーミングケア」という概念、ぜひ広めていきましょう!
編集部コメント
子どもの疾患や障害別に商品が検索でき、当時者層だけでなく応援者がギフトを選ぶ際にも活用できる、病気や障がいのある子どもや家族のための特化型ECショッピングモール「チャーミングケアモール」が、2020年1月27日(月)より本格スタートする。
「チャーミングケア」というのは、運営会社である株式会社チャーミングケアモールによる独自の造語。
大人の医療ケアの現場で浸透する「アピアランスケア」(※)の子ども版として、外見的ケアやメンタルケア・家族へのケアなどを総称してつけられた概念である。
※アピアランスケア:医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケアのこと(国立がん研究センターによる定義)。具体的には、薬の副作用などで髪が抜けたり、切除手術で身体の一部を失ったりしたがん患者の、外見的な変化の問題を解決するための支援の考え方
そのもともとのきっかけは、同社代表取締役社長・石嶋瑞穂の息子さんが抗がん剤治療を受けていた際の原体験にあるという。
小児がんは生死を伴う重い病気なので、治療が最優先。カテーテルケースやパジャマ、洋服まで、身につけているものを「おしゃれ」「かわいい」「こだわりのデザインにしたい」という感覚は、治療現場では必要とされていない風潮がある。
しかし、入院当時小学2年生だった息子さんから「髪の毛がなくなるのは嫌」「院内学級あるから服も毎日替えないと汚いと思われる」という声を聞いたことで、がんのみならず病気や障害を持つすべての子どもにも、外見や身だしなみのケア(アピアランスケア)が必要だと改めて感じたという。
病児や障害児のために追求する「かわいい」「かっこいい」は、おとなのアピアランスケアとはちょっと違うはずであるとの考えから、子供の可愛らしさ・子供らしさを尊重するケアという意味を込め、「チャーミングケア」という言葉に至ったというわけだ。
車椅子周辺のアクセサリー
今回発表されたチャーミングケアモールは現在25以上の出品企業・団体が出品しており、病気や障害のある子ども・家族専門としては、国内最大級の規模となっている。
ケアを望む身体の部位別・年齢別に商品を探すことに加え、疾患や障害別の困りごとを絞り込むことも可能で、子どもの外見ケア「チャーミングケア」関連商品を、それぞれのスペシャルケアが必要な子どもに合わせたトータルコーディネートで探せるように機能実装されている。
また、出品者の中にはご自身のお子さんの経験を元に商品開発されている人も複数いることから、そのストーリーを事業者紹介という形で掲載していくという。
病院での入院生活にもチャーミングケアを。
入院生活をしているお子さまがいらっしゃる、もしくは周囲にいる方は、入院生活に彩りを与えるチャーミングケアモールをチェックしてみていただきたい。
以下、リリース内容となります。