ペット用のオンライン相談・診療システムが登場。今春リリース予定の「みるペット」

家族/仕事

記事の要点

・動物向けオンライン相談・診療システム「みるペット」が、今春より、まずは東京都を中心にサービスを開始すると発表。

 

・予約から薬等の配送まで、全てを「みるペット」上で完結することができる仕様の予定。

 

飼い主にとっては、通院やそれに付随する待ち時間・交通費がなくなり、固定の担当医にいつでも繋がることができるので安心である。また動物病院にとっても、コミュニケーション方法が多様化することで満足度と相談業務の質向上が期待され、それに伴う業務の平準化により、余剰リソースを新規顧客の獲得にも充当させることもできる。

LoveTechポイント

ペットと生活している方ならお分かりでしょうが、動物病院への通院は想像以上に大変なもの。移動するための動物用カゴを持って通院すること自体、健康な大人でも負担が大きいと言えます。

オンライン診療という仕組みを通じて、飼い主と動物病院、いずれにとってもメリットのある仕組みを開発している点がLoveTechだと感じます。

編集部コメント

昨今注目されているオンライン診療や相談サービス。通院時間や待ち時間が不要になり、遠隔地においても受診を継続しやすいため、病気の悪化を未然に防止しやすいなど、様々なメリットが掲げられているものだ。

 

このMedTechトレンドがヒトだけではなく、ペット領域にも進出してきた。

 

この度、ネットを通じて動物病院と繋がりオンライン相談・診療ができる「みるペット」が発表された。サービスの正式リリースは、今春を予定しているという。

 

利用フローは以下の通り。

 

予約から薬等の配送まで、全てを「みるペット」上で完結することができるようになっている。

 

飼い主にとっては、通院やそれに付随する待ち時間・交通費がなくなり、固定の担当医にいつでも繋がることができるので安心である。

 

動物病院にとっても、コミュニケーション方法が多様化することで満足度と相談業務の質向上が期待され、またそれに伴う業務の平準化により、余剰リソースを新規顧客の獲得にも充当させることができるというわけだ。

 

この「みるペット」、開発の背景にあるのは「動物病院利用率の推定的低さ」にあるという。

 

最近のペットは寿命が延びることによって、高齢期と言われる7歳以上のペットの数がピークを迎えており、腫瘍や慢性疾患などを抱える動物が増加している。

 

だが、本サービスを開発する株式会社みるペットの推定によると、動物病院を利用している割合は犬で約60%、猫で約30%ほどとされており、必要性はあるが、動物病院を利用できていない動物が数多くいる印象だという。

 

なぜ動物病院を利用できていないかというと、やはり現代人の「忙しさ」がネックになっているようだ。

 

忙しくて来院する時間がなく、動物の医療や健康に関する適切な情報も足りていないのだ。また、動物を連れていく交通手段が無い、と言った理由も考えられる。

 

だからこそ、適切な情報や医療へのアクセス向上を目指し、「みるペット」の開発に着手したという。

 

サービス開始に先駆けて、まずは2月7日〜9日に開催される「日本獣医師会獣医学術学会年次大会」にブース出展をするという。

 

ヒトも動物も予防医療の時代。定期的な医療アクセスを通じて、重症化を未然に防止するのが一番である。

 

まずは東京都を中心に今春よりサービス開始するということなので、都内在住でペットと生活を共にしている方は、「みるペット」リリースに要注目だ。

 

以下、リリース内容となります。

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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