総額約1億円調達のSomewhere社、日常の面倒ゴトをチャット依頼できる「メンド」の事前登録を開始

家族/仕事

記事の要点

・Somewhere株式会社が開発を進める、「生活の面倒ゴト」をチャットで相談・解決できるオンラインパートナーサービス『メンド(mend)』が、事前登録受付をスタート。

 

・「忙しくて時間が無いからやっておいてほしい」「分からないから調べて欲しい」と思うことをLINEでメンドに話しかけるだけで、場所を問わずに対応してくれる。

 

・料金プランは、月額費用に応じて対応範囲の異なる「個人向けプラン」(ライト:24,800円、スタンダード:39,800円、プレミアム:59,800円)と、「法人向けプラン」(エンタープライズ)の計4種類がある。

LoveTechポイント

日々の面倒ゴトから開放し、本来その人が取り組むべき事柄に集中できる環境を提供してくれる点が、LoveTechだと感じます。

メンド(mend)というサービス名も、シンプルでわかりやすくて良いですね。

編集部コメント

突然の会食の予約、日々の買い物、不在票への連絡、映画チケットの購入、引越しの準備、出張に付随した航空券や宿の手配、キッチンペーパーの購入etc…

 

日常生活には様々な「ちょっとした工数」が潜んでいる。

 

一個一個は大した用事ではないが、積み重なっていくとバカにならない時間を費やしている。

 

これらに対応していて「もうこんな時間になってしまった」と感じたことのある方も、多いのではないだろうか。

 

そんな「生活の面倒ゴト」をチャットで相談・解決できるオンラインパートナーサービス『メンド(mend)』の事前登録受付が開始した。

「メンド」サイトトップページ

 

メンドは、日常生活のあらゆる困りごとをLINE経由でサポートする月額制のオンラインパートナーサービス。「忙しくて時間が無いからやっておいてほしい」「分からないから調べて欲しい」と思うことをLINEでメンドに話しかけるだけで、場所を問わずに対応してくれるという。

 

例えば冒頭に記載した「会食」の設置ケースを考えると、食の好みやアクセスの良さ、個室か否かといった多くのポイントを、mendに丸投げすることができるという。

 

同社の言葉をそのまま使うと、「唯一無二のオンラインパートナー」サービスを目指しているとのことだ。

 

確かに最近は魅力的なサービスが氾濫していることで、諸々の意思決定そのものがストレスとなっている。また取り得る選択肢が多いがゆえに、欲求をいつの間にか忘れてしまう、もしくはあきらめてしまう「欲求流出経験者」も増加しており(※)、「何かを選択すること」へのコストが高まっていると言えるだろう。

※博報堂買物研究所より:http://kaimonoken.jp/assets/pdf/erabenai.pdf

 

料金プランは全部で4種類。

 

月額費用に応じて対応範囲の異なる「個人向けプラン」(ライト・スタンダード・プレミアム)と、「法人向けプラン」(エンタープライズ)がある。

※すごい予約とは…予約困難店や限定商品の発売に際してmendが時間を確保して予約をお取りします(スタンダードプランの場合、超過分5,000円/回)
※すごいキャンセル枠紹介とは…「すごい予約」にキャンセルが発生した場合にご紹介いたします
※最低契約期間は利用開始日から起算して2カ月間としてます

 

特に面白いのが、スタンダードプラン以降に存在する「すごい予約」機能。

 

予約困難店や限定商品の発売に際して、しっかりと時間を確保して予約をしてくれるという、人間味溢れる機能となっている。

 

だいぶ前だが、「James」という地域限定のオンライン秘書サービスがあり、そこでも同様に「日々の雑用」をサブスクで対応してくれるコンセプトが展開されていた。限られたリソースでの展開だったようで、残念ながら僕はそれを利用することはできなかったのだが、「雑用から開放されることで、自分の時間を買う」という新しい考え方に興奮したものだった。

 

この度の「メンド」開発を手がけるSomewhere株式会社は、2019年3月エンジェルラウンドにて個人投資家11名から3,500万円、2019年12月シードラウンドにて千葉道場ファンド、FGN ABBALabファンド、事業会社1社、個人投資家7名から7,500万円の資金調達を行なっており、累計資金調達額は約1.1億円となっている。

 

日常生活における「雑用開放サブスク」サービスとして、まずは正式リリースが待ち遠しい限りだ。

 

LINEでの事前登録はこちら

https://line.me/R/ti/p/%40438oocsn

 

以下、リリースを記したnote記事となります。

 

LoveTechMedia編集部

「”愛”に寄りテクノロジー」という切り口で、社会課題を中心に、人々をエンパワメントするようなサービスやプロダクトを発信しています。

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