LoveTech Media編集部コメント
世界最大のマッチングアプリ「Tinder」に、新たに「性的・恋愛的指向」を表示する項目が追加されるという。
どういうことか。
まずは以下の動画をご覧いただきたい。
この短い動画をご覧いただくとお分かりの通り、つまりは自身のプロフィール上に、「自身の性別上における性について」「検索上、女性/男性どちらに表示するか」「自身の性的指向について」を設定することができるようになる。
これは、アメリカ国内でLGBTの方々のイメージに関するメディアモニタリングを行っている非政府組織「GLAAD」の協力の下で開発されたものだという。
これまでのほとんどの恋愛・婚活マッチングアプリでは、ユーザーを男性or女性の2軸でのみ表現していたわけだが、ここにきて、業界最大手のTinderが、「性のグラデーション」表現に着手するというわけだ。
自身のプロフィール編集画面で「性的・恋愛的指向」をタップして、3つの選択肢から自身の恋愛的指向に最も近いものを選ぶ。
また次の操作で、その情報をプロフィールで表示するかどうかを設定できるという。
さらに、今回の機能追加に併せて、マッチ相手の候補の表示順をユーザーが設定できるようになる。
アプリ内のディスカバリー設定画面を開くと、同じ指向のユーザーを最初に表示するかどうかを選択できるようになる。もちろん、選択するかどうかはユーザー自身が決められる。
基本的にTinderのような第二世代マッチングアプリでは、表示順の設定項目は存在しないのが一般的なので、同機能は、少なくともTinderでは初めてとなる。
何名かのLGBTの方に伺うと、マッチングアプリの機能が自分たちを考慮した設計になっていないのは、とても残念だとおっしゃっていた。
自分たちのような性的指向者の利用も前提にシステム設計されたサービスが欲しい、と。
今回のTinderの新機能実装は、まずは今年6月中にアメリカ、イギリス、カナダ、アイルランド、インド、オーストラリア、ニュージーランドの各地域で開始する予定ということで、日本はまだ先の話となりそうだが、同機能の早い上陸を期待したい。
以下、記載のTinderブログとなります。