記事の要点
・デザイン家電を販売するバルミューダが、自社ブランドの5Gスマートフォン「BALMUDA Phone」のティザーサイトを公開。11月16日(火)デビューと記載。
・2021年夏に発表された新ブランド「BALMUDA Technologies」では、今回のスマートフォンをはじめ、IT機器やAV機器など、技術集積度の高い製品と、これらに関わるアプリケーションやサービスを展開予定。
・11月19日(金)には、初の旗艦店「BALMUDA The Store Aoyama(バルミューダ ザ・ストア 青山)」がオープン。第一弾製品となるスマートフォンをいち早く体験できるほか、オンラインストアでしか購入できなかった限定モデルもラインナップ。バルミューダ製品のコンセプトやこれまで公開していなかったデザイン画なども公開予定。
編集部コメント
デザイン家電等を販売するバルミューダ株式会社が、新たにスマートフォン事業へと参入することが話題になっている。
名称は「BALMUDA Phone」。「11.16 Debut」とだけティザーサイトに書かれたこちらの製品は、国内ではソフトバンクが独占販売する5Gスマホであること以外は未だに詳細不明である。その綺麗なデザインフォルムは所有者か否かを問わず、見るものを魅了するような外観であり、初期型iPhoneの国内発売開始を思い出させるようなワクワク感に満ちている。
バルミューダといえば、スチームトースター「BALMUDA The Toaster」をはじめ、今までにない新たな体験ができる商品を提供するブランドとして、テレビなどでもよく取り上げられているクリエイティブブランドだ。
2010年4月、独自の新技術「グリーンファンテクノロジー」を搭載した「GreenFan」は、送られる風の質を根本から変えだけでなく、消費電力や運転音も抑えた新たな扇風機として、3万円台という高価格帯にもかかわらず予定販売台数の完売が続いた。
また2015年にはキッチン家電へと参入し、前述したBALMUDA The Toasterや、デザインと注ぎ口にこだわった電気ケトル「BALMUDA The Pot」を発売。グッドデザイン賞をはじめ、ドイツのデザインアワードRed Dot デザイン・アワードや、iFデザイン・アワードなどで多くの章を受賞している。
そんな同社は、新たにIT機器を扱う新ブランド「BALMUDA Technologies」を2021年夏に発表しており、その第一弾のプロダクトとなるのが今回のBALMUDA Phoneとなる。
BALMUDA Technologiesでは、スマートフォンをはじめとするIT機器やAV機器などの技術集積度の高い製品群のほか、これらに関わるアプリケーションやサービスの展開も行っていくという。
BALMUDA Phoneデビューから3日後の11月19日には、初の旗艦店「BALMUDA The Store Aoyama(バルミューダ ザ・ストア 青山)」もオープンが予定されており、今回のスマートフォンをいち早く体験できるほか、オンラインストアでしか購入できなかった限定モデルもラインナップ展示される予定だという。
今後は、バルミューダのキッチンチームによるイベントや、製品のワークショップなども開催予定とのことだ。
性能やデザインはもちろん、おいしさや美しさ、気持ち良さといった、数字では表せない価値を大切にする同社。コモディティ化が進む携帯端末市場において、どのような体験や驚きを提供してくれるのか。今からBALMUDA Phoneを見るのが楽しみでならない。