システムエラーは人の想いで乗り越えられる
--昨年、&HANDとして銀座線で実証実験されてましたよね?
タキザワ氏:&HANDのビジョンやアイデア、PLAYERSの活動に共感いただいた大日本印刷・LINE・東京メトロさんと、2017年12月に東京メトロ銀座線で立っているのが辛い妊婦の方と、席をゆずる意思のある周囲の乗客をつなぐ「LINEで席ゆずり実験」を実施しました。
--各所でニュースになってましたよね。
タキザワ氏:おかげさまで多くのメディアに取り上げて頂きました。
実証実験の結果としては、&HANDのLINEアカウントへの友だち登録数は11,415人、その中からユーザー登録して頂いたのが6,149人、実験に参加して頂いたサポーターが約270人となり、妊婦さんとのマッチング率は87%となりました。
電車1編成あたり3.2人のサポーターが乗車しており、予想以上の成果を出すことができました。
--何か想定外のことはありましたか?
タキザワ氏:Beaconの電波が思うように飛ばなかったり、サポーターがLINEで座席の位置を伝える際に押し間違えるなどの想定外のエラーが発生したのですが、LINEによって妊婦さんとサポーターがつながることで、お互いが自発的に行動して席ゆずりをおこなっていました。
システムよりも人の想いが大切だということは、この実証実験での一番の気づきです。
--素敵なエピソードですね。
&HAND「LINEで席ゆずり実験」結果
タキザワ氏:スマート・マタニティマークについては、実証実験の結果をもとに、今後さらに改善を行っていきます。
--PLAYERSさんでは、他にもいろいろなプロジェクトが進んでいるかと思いますが、現在どのようなものがあるのでしょうか?
タキザワ氏:今は大きく二つのプロジェクトが走っています。
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