LoveTech Media編集部コメント
アトピー患者が患部の画像を共有して治療経過を見える化できる、匿名の画像共有型アプリ「アトピヨ」が、株式会社プラメドの会員医師(日本全国の皮膚科医202名)に対してアンケートを実施した。
これによると、まず皮膚科医が抱える課題には、大き分けて3つあることがわかった。
まずは「診療時間」。外用剤の塗布指導や患者の悩み聴取などに、十分な診療時間をとれていないことが読み取れる。
次に「治療継続」について。アトピーは、悪化と改善を繰り返す慢性疾患であるため、長期継続的な治療・外用が欠かせない一方で、悪化時のみの治療・外用にとどめてしまう患者が多いことが伺える。
最後は「経過把握」。アトピー性皮膚炎の治療における課題として、患者の症状経過が分かりくいという課題がある。症状がひどいピンポイントのタイミングで通院できるとは限らず、通院時には症状が緩和しているケースもあり得る。
この点、客観的に画像で経過把握できるという点から、患部の写真記録が症状の経過観察に使用・推奨されているという。
アンケート調査の結果、皮膚科医の4人に1人は実際に症状の経過観察に写真記録を使用し、5人に1人は患者に写真記録をすすめていた。
上述の内容から、アトピヨの写真記録によって、アトピー患者の症状や外用経過を見える化し、長期治療を継続的にサポートすることで、皮膚科医の診療サポートに役立つことも、併せて確認できたという。
皮膚科医の過半数はアトピヨの症状の写真記録の機能を評価し、診療サポートに役立つと認識しているという。
現に筆者も軽度のアトピー患者としてアトピヨを使っており、主に非公開機能で患部の写真を撮りためていき、通院時に主治医にみてもらうという使い方をしている。
結果として、どの薬を塗ったらどうなる、という患部の経過を詳細に確認してもらえるので、より的確な処方がなされ、今では症状が相当良くなっているという状況だ。
あくまで個人のケースではあるが、このように、適切な機能が症状の緩和に貢献してくれることも大いにあり得る、というわけだ。
2019年6月現在では6,700ダウンロード、5,900件の投稿があり、多くのアトピー皮膚炎患者が利用しているアトピヨ。
アトピー症状でお悩みの方は、まずはアプリをダウンロードし、実際に使ってみてはいかがでしょう。
以下、リリース内容となります。