リリース概要
スマホ向けOS「SUNBLAZE OS」を開発するアメグミ(代表者:常盤瑛祐)は、日本で通信機器を販売する際に必要となる技術基準適合証明(通称、技適)を取得し、中国OEMとともに1千台の大量生産に成功したことをお知らせいたします。2月より社用携帯として日本でも実証実験を開始していきます。
株式会社アメグミは2016年10月に設立され、2017年1月にインドで市場調査を行った結果、スマートフォンのOSを開発する必要性があることを発見しました。
2017年7月にはOSに詳しいエンジニア(現在のCTO)と出会い、2018年5月に香港の展示会で一緒にハードウェアを作ってくれる中国・深センのOEMと出会い、サンプル端末の開発に取り掛かりました。
数々のデバッグや、ソフトウェアの機能追加の開発を乗り越えてきました。途中、資金が足りなくなった時期もありましたが、シードステージ1億円の資金調達を行い、ついに2020年1月中国春節直前に1千台のスマートフォンの大量生産に成功しました。
同時に、日本で通信機器を販売する際に必要となる技術基準適合証明(通称、技適)もOEMの協力を得ながら約3か月で取得できました。日本の方々からは「技適の取得は大変でお金もすごくかかる」と言われていましたが、OEMに頼んだらそこまで期間もお金もかかりませんでした。
すでにインド、ミャンマー、ブラジル、ルワンダで実証実験を進めておりますが、新興国は利益がでるまで結構時間がかかります。同時並行で新興国のビジネスを進めつつ(インドでは現地法人設立中です)、日本をはじめとした先進国で社用携帯としてのビジネス展開を進めてまいります。
すでにお話をいただいているアプリ会社の方々と実証実験を進めており、いくつか上手くいきそうな事例ができ次第、順次発表してまいります。
なお、今回生産しましたスマートフォンのスペックを簡単に記載しますと、原価35ドル、4G使用可能、4インチサイズ(iPhone SEとほぼ同じ)、メモリ1GB、ストレージ8GB、バッテリー1500mAh、カメラ付き(バック5Mピクセル)、SUNBLAZE OS(Android 8.1ベース)です。日本での販売価格は未定ですが、既に販売されているスマートフォンよりも「桁違い」な価格になる予定です。
初期アプリは、電話、SMS、カメラ、Wechatライクなメッセージアプリ、オープンソースのFirefoxブラウザ、弊社のアプリストアとなります。仕事使用などのために必要最低限に絞られており、アプリ会社の方々と連携する必要があります。
さらにメモリ2GB・ストレージ16GBのミドルエンドスマートフォンや、10インチのタブレットも用意していく予定です。
株式会社アメグミについて
小さいころの地獄のような家庭環境を原体験に同じような家庭の人たちを支援することをミッションに掲げて2016年10月に起業。新興国(インドやインドネシア、カンボジアなど)のブルーカラー労働者が利用する安価・長持ち・最低限機能のスマートフォン向けのOSを開発。深センのOEM/ODMと共同でスマートフォンを生産し、企業向け(社員や契約先)に販売する。これまでSkyland Ventures、個人投資家の山本真司氏、川田尚吾氏、本田謙氏、他数名から出資を受けている。
問い合わせ 株式会社アメグミ 常盤
Email: eisuke.tokiwa[at]amegumi.com
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例、「全国民の賃金を上げるほどのサービスをつくる大企業が日本から生まれなくしてる3つの勘違い」
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例、「スタートアップが投資家を選ぶときの10項目」
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